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東 浩紀さんの「一般意思2.0」がずっと気になっています。

ずっとCRMのことを考えてきた松井にとって、東さんの言葉が、さらにSNSへとイメージが繋がりながら、新たな可能性を紡ぎだす期待感を呼び起こします・・・。

大学の理工学部等でマイニングソフトを開発していらっしゃる方々も、共感するところがあるのではないでしょうか。

↓以下、「一般意思2.0」からちょこっと抜粋しました。

「ルソーは、自分が何を望んでいるのか自分でもよくわからない、そのような弱い人間像を前提として社会契約説を生み出した。」

「これからの政府は、市民の明示的で意識的な意思表示(選挙、公聴会、パブリックコメントなどなど)だけに頼らずに、ネットワークにばらまかれた無意識の欲望を積極的に掬(すく)いあげ、政策に活かすべきである。」

「市民の意識ではなく、無意識を探る政治。とくに政治参加の意識をもたなくても、日々の生活の記録がそのまま集約され政策に活かされる透明な政治。」

「政策立案や利害調整は、膨大な知識と繊細な配慮を要求し、アマチュアがやすやすと参加できるようなものではない。これは当然のことである。」

「現代社会においては、熟議の理想は成立がむずかしい。市民すべてが公民として自覚を持ち、議論を交わし、政治の場に積極的に参加するという事態は想像すら難しい。」

「ルソーの一般意思をめぐる記述そのものが、・・・インターネットの観点で読み直すと、グーグルやツイッターについて語っているように見える。」

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