組織に新たに入ったフレッシュマンとして、皆に押さえておいて欲しい仕事の基本は、

よく先輩のアドバイスを聞いて、先例に則って、それ
に習い、言わば仕事のプロセスを先例と違わずにしっかりと進めていくことです。

・・・じゃあないだろう!

それって結局責任逃れじゃん。
フレッシュマンに一番必要なものは、責任感、つまりプライド、自己肯定感。
そして、論理的且つ柔軟な思考の展開ができること。

自分で案件を斟酌もせず、何が正しいかも判断しない。
みんな先輩にお任せで。
先輩がいいかげんな人だったらどうする?
扱うケースだって、今までと全く状況が同じだろうか?
多少条件や環境が違うんじゃないか?

世の中、社会情勢も、法さえもどんどんその考え方が時代とともに変わるだろうし。

仕事は全て一から、そのニーズの有無や現況を斟酌し、仕事に取り掛かる是非から、課題の本質、原因を見極めること、そして、それを解決する手法や、担い手としては何が適切か等を総合的に判断していく。

自分でそれらを論理的に考えながら、自分で取るべき方策案を決定していく。

仕事ってそういうものだ。

仕事のHOWTOやWHATTOを、ただ形だけ先例やマニュアルに全て負っていると、確実に“仕事”を間違える。

フレッシュマンや、彼らを導く立場にある方に理解して欲しいことは、もうこれだけで十分だと思う。

これに対する対応こそ、本質的で最大の危機管理策だ。

若い方々の仕事のやり方を見ていると、彼らの受けてきた大学までの教育って、ちょっと間違っているのか、足りないのか分からないけど、少なくとも社会を担っていくには、あまりに足りないのではないかと思う。

一番問題なのは、もう十分な大人として思考の枠組みが固まっている若い方々に対して、どうすれば、このような能力を育成することができるのか、できないのか・・・・。そういうこと。

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