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総合振興計画の"各区の特性と将来像"における浦和区に関する記述はこのようになっている。
「市役所を始め県などの官公庁や文化・教育施設が多いことから、歴史のある文教地区としてのイメージが定着しています。」
これを見ると、主要な官公庁たる市役所が他の地域に移転するということは、浦和地域の最大の特徴である“文教都市”ブランドの危機であると言ってもよいのではないか。
行政の町だからこそ培われた品性や落着き、そのような根本的な地域性が危機に瀕しているように思う。
ある浦和に住んでいる方がネットにおいて浦和に住むメリットをこう挙げている。
治安が良い、変な人が少ない、街全体が綺麗、買い物が便利、市役所や警察署が近い、交通の便が良い等々。
これらのメリットは"行政の町"たる特性が育んできたものだろう。
既にさいたま新都心ができて、埼玉県庁はまだ浦和に残っているが建て替え時期を迎えてその対応策が検討されている。既に浦和税務署やFMラジオ局NACファイブはさいたま新都心や大宮に移転してしまった。NHK浦和放送局の移転も市役所の移転に影響されてしまうかもしれない。
県庁所在地たる政令指定都市の県庁と市役所の位置を見ると、同じ区内で近くに位置するところがやっぱり多い。

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