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我々は自分の生きている時代、自分の生命がある間、そのスケールでしか物事を考えられないような気がする。たぶん自分がいなくなった後のことなんか気にも留めないのだろう。自分の親を見ていてもそう思う。でも、そんなことでは良い未来はやってこないだろう。禅の世界では今のことだけに想いを寄せていれば良いのかもしれないが、多少気を揉んだとしても、想像力をもっと膨らませて、未来の社会に暮らす人たちに対して、利他性をもって配慮すべきなんだと思う。そのために総合振興計画の将来都市像は設定されていると思うし、首長の任期が4年であろうと、中長期のプランが我々には必要なんだと思う。
ちょこちょこ変わる首長や歴代の国の政権が思いつきでいろいろな施策を画策してきたとしても、この将来都市像や地域づくりのコンセプトから施策を演繹する態度はけっして手放してはいけないものだ。だからこそ、総合振興計画を議会で十分な議論を経て議決することに意義があるのだ。

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