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年配の職員のナレッジ

もう年配の職員のナレッジが生きるような時代ではない。時の流れが早いので、従来の考え方では解決できない。そんなことをよく聞きます。
あまりに強引で頑なな経営層や管理職の態度(リーダーシップ)を揶揄するフレーズかもしれません。
まあ、歳をとると皆ある程度は頑なになるでしょうけど、年齢に関係なくどのように仕事に相対しているのかということが大切だと思います。
どういった態度で顧客のニーズや成果指標を認識して、課題の抽出とその解決手法を合理的に選択していくのか。
それがしっかりとできているのかいないのかが問題で、課題の本質は年齢がいってるとか若いとかそういうことではないと思っています。
ただ経営層や管理職がこのような合理的な取組をできているのか。事業の推進ではなく、ウエットな組織運営に軸足を置いてしまって、合理的と言えるようなマネジメントができていないことも多いのではないかと思います。
顧客や成果指標の認識で、既にウエットな経営層•管理職と若手で認識がずれている組織は、有能な若手を上手く評価できないし、結局良い人材を登用•活用できていないでしょう。
これは本当に大きな問題ですよね。
行政組織では、実際は顧客(市民)ニーズではなく、首長(政治家)をトップに頂いていて。実際は首長は市民が参画する選挙で選ばれているんだけれどね。
で、経営層や管理職は、市民よりも首長を見てしまう。
政治家はその選ばれる過程からしても、組織運営についても合理的というよりは随分とウエットでね。
事業は、その上部(うわべ)はさも市民の方を向いているように見えるけれど、その裏では、不毛なロジのこじつけ合戦が異様でね。

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