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再任用の職員はどのように現役職員にナレッジを継承していくのかという話です。
せっかく退職後も職場にいるんだから、それぐらいやれよということなんでしょうけれど、ただ、再任用職員はあまり現役職員の仕事に口を出すことは少ないのではないでしょうか。
仕事場には現役の管理・監督職の職員がいますので、彼らの立場にも配慮しがちです。
まずは、仕事をマネジメントしていくのは彼ら現役の管理・監督職だと思うからです。
私の場合は現役時代に過ごしたことのある部署にいますので、特にいろいろ喋りたくなりますが、なるべく質問をされてから助言等をするようにしています。
たしかに、知識や知恵、やる気、正義感を次世代に継承することは重い課題と認識しています。
自分の仕事を継いでくれた方の仕事ぶりでがっかりすることもやはり多々あります。
ただ、職員から職員へ知識を継承すると言うよりは、現役職員は、自分自身で職場の課題の抽出や対応策の検討を行うことで、適切な対応策を自ら見出していくものと考えています。
現役職員は、身をもって何事も体験して身につけていくということが良いのかなと思っています。
再任用職員の日頃の役割としては、知識を現役職員に継承するという意識よりは、現役職員には良く物事を考えてもらい、その結果として適切な方向を目指してもらえるよう、彼等を上手く導いていくというのがその役割の本当のところかもしれません。

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