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スタンダードはけっして他人から与えられるものではない。

職場で、ミスなりトラブルがやっぱりいくつか出てくる。
人間のやることだからミスはある訳で、そのミスを次の改善にどう繋げていくのかがとても大切だ。
そのような態度は重要なのだけれども、皆を見ていると、仕事のプリンシプルなり、一番大切なもの、本質的な部分を、それは何なのか、しっかり考えて、それを把握しているのだろうかと疑問に思う。
いったい市民、顧客は何を求めて目の前に立っているのか。
想像力を駆使してそれを思い巡らせなければならない。
そして、市民が本当に求めていることを提供していく。
それは個々のサービスそのものなのかもしれないし、様々なサービスのコーディネートなのかもしれない。または、話をじっくり聞いてもらいたいのかもしれない。気持ちに寄り添って欲しいのかもしれない。
市民のこのようなニーズに応える情熱と、もちろんそのための十分な時間も欲しい。
こういったことが市民のコンテントに繋がる。
そして、市民にコンテントを得ていただくことが我々の仕事の本質だ。
その他にも、安易に前例や、他部署の対応例を参考にして、失敗をしてしまうことも危惧される。
各々の事件、事例は、同じようでいて、実はそれを構成する要件、5w1hは微妙に異なっていることが多い。
その条件にとって、取るべき適切な判断は、まま異なってくる。
市民の表情をしっかりと見据えながら、自分で世の中のプリンシプルは何なのか、正義とは何なのか、常に試行錯誤しながら、適切と思われるスタンダードを自ら決定し、物事を判断していく他は無いと思われる。
スタンダードはけっして他人から与えられるものではない。

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