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日本の都市特性評価2023

森記念財団が実施する”日本の都市特性評価2023”。
客観指標を用いたたいへん信ぴょう性が高い評価だ。
別に政令指定都市だからと言って各指標が高い分けではないことが分かる。
さいたま市は合計スコアでは24位だが、それより上位には松本市や金沢市、つくば市、浦安市、豊田市、長野市、鹿児島市、岐阜市、西宮市、奈良市等
非政令指定都市がたくさんランクインしている。
また、さいたま市の非居住者のイメージ認知度は64番目。
政令指定都市としては18番目と、低い認知度。
さいたま市より認知度が低いのは堺市と相模原市だけ。
さいたま市がほぼ偏差値50を下回っているのは下記のとおり。
特に、生活・居住分野が低い。

〇分野別

 ・環境:環境パフォーマンス、自然環境、快適性

〇指標グループ別

 ・人材の多様性:女性就業者割合、外国人就業者割合、高齢者就業率
 ・自然環境:自然環境の満足度、都市地域緑化率、水辺の充実度
 ・快適性:年間日照時間、気温・温度が快適な日数。空気のきれいさ、街路の清潔さ
 ・生活の余裕度:可処分所得、物価水準の低さ、住宅コストの低さ
 ・健康、医療:医院の多さ、病院・診療所・病床の多さ、平均寿命、健康寿命。

この他、興味深いのはアクター別スコア。
各アクターが都市に求めるニーズに対応した指標を抽出した。
シングルのランクでは、さいたま市は24位。
ファミリーのランクでは、52位。
シニアのランクでは、66位。
観光客のランクでは、34位。
ファミリーのランクでは、流山市もランク外となっており、そもそも各自治体の子育てファミリー戦略に効果があるのか疑問なところ。

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