ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが好きだ。

ダニエル・クレイグの007の2作目、慰めの報酬にはシエナのパリオ(競馬祭)が出てくる。

お決まりのカーチェイスで、英国のアストンマーチンが、イタリアのアルファロメオに勝って、MI6の支部?があるシエナに戻ってくる。

するとそこではパリオ(競馬祭)が開催されているという展開。

パリオは、シエナの中央にある普通の広場に年2回だけわざわざ土を敷き詰めて開催される、市内に17ある行政区対抗の競馬だ。
ワイワイ!無料で立ち見する場所と有料のベンチ席がある。

それで思い出すのは、さいたまクリテリウム。
見物の仕方はそっくりだ。

パリオが羨ましいのは、普段皆が生活する普通の街中が会場になる非日常感がドラマチックだということ。
それから地元密着の行政区対抗だという盛り上がり。
まあ、それから歴史や宗教が醸し出す重み。
キリスト教に根付いた精神的、文化的な礎(いしずえ)かな。

クリテリウムも、もう少し消費レベル(商業的感覚)で訴求することが必要かなとも思うけど、パリオのような地元感や文化感も羨ましい。

歴史の有無など語る必要は無いだろう。
今日、今現在が、さいたま市の自転車の歴史、さいたま市と仏の交流の歴史の始まりなんだ。

そんな歴史を育てるかどうかは、我々次第。
新たな歴史と未来は我々が造るもの。

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