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計画や施策を検討する際は、今までは集めた多くの材料の中から課題の本質を見極め、いわば選択して、それに対する対応策を考えようとしてきました。ビッグデータの扱いにしても、やはり膨大なデータから課題の本質なり、なんらかの法則なりを導き出そうとしてきました。
しかしながら、世の中の諸問題がそんなに単純なものであろうはずもなく、どれも複雑な重回帰分析を要するようなものばかりです。
最近はこういった"本質"とか"抽出"という考え方に対して"アート思考"っていうものを取り入れようという考えも出てきて。
いわばミニマル思考で無理やりに課題をシンプルにしないまま、世の中の物事っていうのは猥雑にごちゃごちゃしているものなんだから、そのまま全体として捉えようみたいなマキシマリズムの考え方が結構出てきていて。
ただこういうことだと、どこをどう探りながら前進する方向を見出せばいいのか、とんと見当もつかないような状況にいます。

※EBPMとは逆行しますが「直感」も大事だということではないでしょうか。

※直感ってあっていることが多いというか、数式化できない正しさのあるプロセスがきっと頭の中で動いていてメッシーな状態から的確に正解を見極めていく。いいですね。何かにつけてエビデンスを出せだの、ロジを明確にしろだのと言ってくる青二才どもにも聞かせてやりたいですわ。^_^
結局一つのロジックを"抽出"することは、説得しやすくはなるかもしれない。でも、抽出されなかった例外というか、問題解決の対象とならなかった部分も多くあることは事実なので、まずは全体として事実を捕まえてみるっていうのは悪くはないと思うんです。

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