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市民アンケートで、市民はさいたま市の一番の魅力は交通の利便性であると答える。
これは生活や学び、仕事や楽しみの軸足が都内に置かれている証拠だ。
さいたま市が実は暮らしにくい理由は、都内を往復する交通費がひどくかかることだ。
まあサラリーマンの仕事のための交通費はある程度会社が負担するにせよ、学びや楽しみを得る資源を醸成してこなかった東京圏のベッドタウンの最悪な欠点は交通費の負担が高額なことだ。
都内の地価が下がることで、自ずとさいたま市の宅地が安いという魅力も下がる。
ほぼ皆がさいたま市に住んでいる理由は地価の低さと交通の利便性だけだからだ。
今さいたま市への転入者数が減らないのは、都内の地価が下がる以上に皆の給料がひどく上がっていないからではないかとも推測する。
今でもさいたま市から都内に住居を移す人も見受けられるが、これからさらに経済が後退するならば、住宅も購入から賃貸へと人の意向が移っていくのではないか。
何がなんでも借金して人生の全てを賭けて東京圏の郊外に住宅を購入するという価値観は薄れていくだろう。
さいたま市にはもっともっと住むことの付加価値を創出することが必要だ。

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