見出し画像

彩の国芸術劇場で、ピナ・バウシュ、ヴッパタール舞踊団のコンタクトフォーフを見ました。

以前、浦和パルコで見たピナの映画『踊り続けるいのち』の中で少し見たことがあるのですが、まるまる生で見るのは初めてです。

日本とは全く違う保守性というか、生真面目さがドイツらしくて清清しく、また、描かれる様々な男女間の人間模様に・・・、とても力がある・・・。

衣装は男性はスーツ、女性もよそ行きワンピースといった、まあ普通の衣装で、だからこそ日常性が抱える重みみたいなもを感じさせる。

オォッって衝撃を受けるような舞台では無いし、ブラボーと叫ぶようなものでもない。それでいて、拍手が鳴り止まないのは、日常の中にある男女関係の重みを我々の人生経験に投影して、静かに心の奥から滲み出るような感慨を与えるからだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?