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さいたま市中央区選出超党派議員によって与野中央公園・オープンミーテイングが開催されたとのこと。
市民からは反対意見、賛成意見いろいろあったとのことだが、一番おそれることは、市民の意見を取り込むということで、原案のアリーナ部分がなくなったり、アリーナ施設の規模が中途半端な規模になってしまうこと。
今計画されている観客席5000人規模というものも、実際他市にある施設でバスケットを観戦してみれば分かるが、そう大きなものではない。
B1リーグを行うための最低観客席数が5000席で、リーグのチャンピオンシップやワールドカップ予選を行なうためには8000席が必要とされている。
当初さいたまブロンコスが目指していたスーパーアリーナの使用が実現できなかったということなのだろうか。
Bリーグの試合でスーパーアリーナが使用できるならば、たしかに与野中央公園には他のコンセプトの実現を考えることもできるのかもしれないが。
今さいたまブロンコスが使用している浦和駒場体育館の観客席数は1500席弱、さいでん化学アリーナは4000席弱。
どうにも既存の施設の観客収容人数は中途半端だ。
このままだと、さいたまブロンコスがB1リーグ昇格条件をクリアしても、アリーナ基準をクリアできないでB2に留まらずを得なくなることも考えられる。
今後さいたまブロンコスを市として生かすことができないならば、フランチャイズとしてさいたま市から出ていく可能性だって十分ある。
さいたま市ではミニバスもずいぶん盛んだが、彼らの夢が潰えることにもなる。
越谷アルファーズがB1昇格を決めてしまった今、政令指定都市としては、十分な野球場さえなくてPBL球団も誘致できていないし、さいたまブロンコスに逃げられてはたいへん恥ずかしい思いをすることにもなる。
越谷市民体育館は今でもほぼ5000人規模の観客を収容しているが、越谷市は既にB1リーグ新基準の8000人規模のクリアを目指して新施設建設の協議に入っている。
こういった切羽詰まった話は、たぶん市民が参加するオープンミーティングでは語られないんだろうなと思ったり。

<政令指定都市のPBL、B1・B2リーグ球団のフランチャイズ状況>

※人口100万人以上

大阪市   
オリックスブルーウエイブ、阪神タイガーズ(西宮市)、大阪エヴェッサ

名古屋市  
中日ドラゴンズ、ファイティングイーグルス名古屋、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

京都市   
※PBL球団は無し、京都ハンナリーズ

横浜市   
横浜DeNAベイスターズ、横浜ピー・コルセアーズ

神戸市   
オリックスブルーウエイブ、神戸ストークス

札幌市    
日本ハムファイターズ(北広島市に逃げられた) 、レバンガ北海道

川崎市   
※PBL球団は無し、川崎ブレイブサンダース

福岡市   
福岡ソフトバンクホークス、ライジングセファー福岡

広島市   
広島東洋カープ、広島ドラゴンフライズ

仙台市   
東北楽天ゴールデンイーグルズ、仙台89ers

さいたま市 
※PBL球団は無し、※B1・B2リーグ球団は無し

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