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東京駅からも新宿駅からも電車で20分ちょっとくらいかな。
浦和に住む人の7割が都内に通勤通学で通う。
都内で緊張した仕事や学び、レジャー等を楽しんで、その後電車に乗って帰途に着き、浦和駅のホームに降り立った時のホッとした感じ。
充実した1日をしみじみと振り返りながら、この自然災害もほとんどない静かな浦和を足下から感じる安堵感は心地よい。
この昼間の充実感を踏まえた安堵感が、住みたい街としてランキングされる理由なんだろう。
浦和の人は埼玉県と東京都を跨いで、いわば東京圏に暮らしながら日本中、世界中で活躍する。
もう○○県、○○都に住宅を構えるなんて言うことにはほぼ意味がない。自治体域なんてものは、土地をバーチャルな考え方で任意に区切る一つの仮説に過ぎない。日本を空から眺めても、県境に境界の線なんて書いてない。
ICTが発展してリモート当たり前な世界がやってきてしまったので、余計に自治体(域)なんてものはオワコン以外の何モノでもなくなってしまったなと思う。
もうこの世の中、特に自治体の範囲や権限の在り方については、今までとは違った切り口から見ていかないといけないなあと思う。
さいたま市民の市政への参画意識の希薄さは、彼らが抱える暮らしの課題と、自治体が所掌し解決することができる課題の乖離にも原因があるんだろうとも推測する。

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