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民主制って、良いとか悪いとか、正義とか不正義とかの価値判断がどこかに吹っ飛んで、”数”だけがそのスタンダードになってしまうと国は堕落する。

ただ、嘘をついても、不正をしても”数”だけを押さえられればよしとするならば、それは本来の民主制ではないし、”法の支配”の目的にあったような為政者に対する力を持つことはない。

専断的な国家権力の支配を排することはできない。

”数”をどれだけそろえようと、その決定内容が悪いものではなくて良いものであること、そして、それが不正義に与するものでなくて、正義に適ったものであること。

それを確実に実現することが必要で、そのための手法なり、手続きなりが必要になる。

つまり、民主制の適切な運営に向けて、司法は何をどうしなければいけないのかということだ。

行政と立法だけでは民主制は恣意に傾く。

それは国内の話だけではなくて、もちろん国際的な正義の醸成においても同じことだ。

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