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世の中にあざとい悪人は一定程度いるので、それに対抗して正義を貫くには、正義を持つところの複数の力で慎重にしっかりと対抗していかなければならない。そして悪が蔓延ることを増長する一番の原因は、自己愛からその悪が持つ力になびこうとする正義感を持たないビビリ連中の存在だ。
民主制度の欠缺は、法定される悪は認識するのだが、他のこのような社会に蔓延る一定の悪(悪い心)の存在を正当な参画者として議論の場に無条件に迎えてしまうことだ。
それは無法の一形相にも見える。
そしてそのような態度は、議論の内容や議論を進めるにあたっての手間に少なくない影響を与え、結論をも正義からほど遠いものとしてしまう。
また、それは立憲民主制が実現すべき本質的な目標の成就を阻害しているようにも思われる。
国政においては安倍元総理がしばしば言及するように法の支配の考え方が正義を司るものとして認識されているが、地方政治においては法の支配の浸透が足りていないように感じる。
それは我々の社会一般の様々な場面についても同様だ。
法の支配への信頼が足りていない時、そこでは力を持つだけの者が台頭し、正義や平和が崩れ去っていく。

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