馴染みのある自治体の、総合振興計画の策定に係る審議会の議事録を見てみた。
議事録で策定プロセスを追ってみたが、計画の策定について学識の皆さんには深い理解があり、また、逆に市民の皆さんはもちろん専門家ではないから素人の立場で新鮮な発言があって良いのだが、それらの方々と論を交わえるべき計画策定を所管する担当職員の計画に関する理解があまりに足りないので辟易する。
計画というのは、旧来の政策や事業が掲載された紙でできた計画書がただ印刷されれば良いというものではなく、言わば、新たな戦略や政策、そして各事業の創出・改定のプロセスを適正にデザインして実行するというものなのだが、職員は、そういった重大な事柄に関わっているという認識に乏しいと感じる。

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