変わりゆく中で

これまでの人生で自分と関わってくれた人の数は一体何人だろうか?
ふとそんなことを考た。友達、先生、先輩、家族、近所の人、野球のコーチ、監督、考えればきりがないほどたくさんだ。そしてそのなかでも友達の数が一番多いと思う。幼稚園、小学校、中学校、高校、そして大学。どの時代にもそれぞれ違った友達がいる。そして、自分のステージが変われば、友達も変わる。これはごく普通のことで自然だ。だが、友達が変わってからといって昔の友達と全く会わなくなる。そんな奴もいたなと。これは、とてもさみしいことだと感じる。確かに、小学生のころの友達は考え方も変わって共通の話題もなければあまり会うという気持ちにはならない。けれど、中学生のクラブチームのチームメイトや一番仲が良かった友達とは大人になっても会いたい。ましてや、高校生など僕にとってかけがえのない存在は多くいる。その人がいたから頑張れた、一緒に青春を過ごしてきた人、頼り頼られ自分という存在を形成してきた、自分を振り返るうえで欠かせな人は数多くいる。そんな人とはいつまでも関係を続けたいと僕は思う。けれどそう上手くもいかない。自分は会いたいと思っても向こうが会いたくなければ無理だし、予定が合わないが続けば自然と疎遠となっていく。やがて他人へと戻っていく。これが成長というのならいやなものだ。だが、その人がいたから成長できたことは確実に疑いようのない事実だ。当時とは、関係が変わったとしても、くさい話心の中ではいつまでもその人との関係は続いていくのではないかと思う。そう考えると少し心が楽になった。

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