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バングラ旅の記録11

9/15
13日目

最終日
フライトは15:45

昨日ベンガル料理をめいっぱい食べたのでずっとお腹が痛い

昼過ぎまでゴロゴロする
もうやりたいことはやり尽くした

昼ごはんはサモサ(店の人がサモサじゃないって言ってたけど正しい名前忘れた。こういう時Twitterでつぶやいてたらよかったって思う)
ヨーグルト始めて食べた
地球の歩き方にはドイって書いてて、店の子供に「これドイ?」って聞いたけど、シャイすぎてよくわからなかった
ドイではないっぽい

あとマンゴージュース

空港に向けて出発
チェックアウト

本当にありがとうあじさい
ここがなかったらどうなってたかわからない
少なくとも心はやられてた
ここで出会いもいっぱいあった

歩道橋はいつも人でいっぱいで、登るところ、歩道橋の上、降りたところに必ず物乞いがいる
こういう些細なことを挙げ始めればキリがない
毎回しんどいと思ってたけどこれすら最後となると愛おしい
もう一回は必ず来ると思うけど

最後のバスに乗る
エアポート駅まで
初日めちゃくちゃ遠いと思っていた宿とエアポートは、移動の中で一番近くて安心していける距離と道になった
全部これより遠いし分かれ道がないからどのバスも通る

バスを降りて歩道橋から写真を撮る
最初はめちゃくちゃなカオスに見えたエアポート駅は、舗装も中央分離帯もモニュメントもしっかりしててめちゃくちゃ整ってるように見えるようになった

どこにでもある真っ二つに見える建物は壊してる途中じゃなくて作ってる途中ってマリさんが教えてくれた
投資を集める前に作り始めて、当然ストップしてから、工事中の写真を使って投資を集めるらしい

バスを降りて空港に歩いていく
涙が出てきた
眼鏡を取って汗と涙を一緒に拭く

一番マシな写真

最初はなんで空港がぼろぼろでめちゃくちゃ怖く見えたんやろう
改めて見るとバングラの建物の中ではものすごく立派だった

タクシーの人も軍人も警備員も別に普通だ
声をかけてくれる人が良い人か悪い人かの分別くらいつくようになった
警備員さんに道を聞いたりした後「バングラデシュ大好きだよ」って言ったら「ぼくも日本大好きさ!」って言ってくれた

そんなに大きくない建物なのに出国ロビーを見つけるのに手間取った
換金したいが見当たらない
諦めてチェックインした

コルカタまで1時間くらいのフライト
それから9時間トランジットでバンコクに飛ぶ
バンコクで8時間トランジットしたら関空に出発
夜には着く

キャビンアテンダントがひたすらきれいだった
ベンガル人はめちゃくちゃ美しい

コルカタに到着
アライバルビザで入るのもめんどくさくなって空港でひたすら待つことにした

1人で座っていると若い女の子が来た
バングラデシュ人で、バンコクに行くらしい

東南アジアを周るらしい
リッチだなーと思った

とにかくおしゃべりだった
朝ごはん抜いてお腹が空いてるらしい
話の合間にちょこちょこ「お腹空いた!」って入れてくる

東南アジアを周るのは初めてではないらしく、バンジージャンプしてる動画を見せてくれた
世界中に友達がいるらしい
日本に来たら案内することになった

「時間があればね!」といったら「大丈夫!元カレが日本人だから!他の人にお願いする!」とのこと
割と衝撃

勉強の話になった
化学勉強してるって言ったらひたすら化学が嫌いだという話をしてくれた
彼女はメディアコミュニケーションや社会学をやってたらしい

他にも色々話した
トランジットが長いので助かる

たまに見にくる航空会社の人にどの飛行機か言ったりする
谷口はもう乗って来た会社の人にパスポートを預けてあとは待つだけなのだが、彼女は案内がまだだった

なんと便が違っていた
2人とも同じだと思っていたのでびっくり
「似てる飛行機だったw」と言われて似てるってなんだってなった

1人になったので裸でも生きるを前から読むことにした
流していた一文一文がものすごい実感を持つようになっていた
ダッカ大学もノースサウス大学もBRACも、ボナニもグルシャンも、物乞いもリキシャも全部わかる
映像が浮かぶ

その上でやっぱり山口さんはすごい経験をし、すごいことをしていた
値段交渉の必要も、その中で急に怖くなるのも、治安の考慮も、頼っている人が信頼できなくなるのも、友情を育んだそばから貧困がひょこっと現れて引き裂こうとするのも、もっとひどいのを経験して、自分とは違う対応をしていた

そして22歳で院に通いながら起業し、家を探したり工場を探したりカバンをデザインしたり
俺も今22歳
もうすぐ23歳になる

気づいたら泣いていた
1人でコルカタの空港で何してるんだろう

これ以上はやばいと思ったのと、連絡系の仕事があったので一旦本を閉じた

中国人のおじさんが困っていた
ダッカに送還されそうらしい
とりあえずWi-Fiを繋がせてあげた

ビザがないのはおれも一緒だけど…
谷口のパスポート持ったスタッフが来た時に話を聞いてもらう

どうやらこういうのはダッカからコルカタに来たときの航空会社がサポートするらしい
谷口の会社とは違ったので谷口のスタッフは呼んでくるから待っててと言った
しかし中国人のおじさんは自分の航空会社を間違えて教えたらしく、待っときゃいいのにまたぴゅーっとどこかへ行ってしまった
大丈夫かな

タイへのフライトはインド時間で1:45
日本時間で5:15
空港泊より安全で楽かもしれない

まだ気持ちの整理もついてないし、日本に着いたとき思うこともあるだろうな
ゆっくり整理して言語化していこう

それではおやすみなさい


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