見出し画像

「週刊プラグインレビュー」THE HIM DSP Sub Ninja

今月2記事目の記事です。
無事花粉症の季節がやってきて、苦しい毎日を送っております笑
同時に、モノモライを食らってしまい、何とも言い難い暮らしにくさの中、春を迎えようとしています笑

さて、今回はHIM DSPからリリースされたSub NINJAについてレビューをしてみようと思います。
丁度期間限定の無料配布があったことで、皆さんとりあえずダウンロードをしてみたものの、インストールしていない人も多いのではないでしょうか笑

それでは今回もやっていきます!
プラグインレビュー!

Sub Ninjaとは?
Sub NinjaはプロデューサーのThe HIMが開発したプラグインだ。
The HIM自体は、チェインスモーカーや、マーティンギャリック、マイリーサイラスを手掛ける凄腕のプロデューサーで、電子系の楽曲に定評がある。

で、そんな彼の持論として・・・
低域をよくスペアナで確認しよう!とか言われるけど、「スペアナだと低域どうなってるか実はよくわからなくない?」ということがあるようで。
だったらオシロスコープで低域だけ監視できるようにしたらいいじゃない!をコンセプトにして、このSubNinjaをつくったとのこと。

この動画がすごくわかりやすいので、実際どうなんじゃい?を知りたい人は見てみると良いと思う。
後ほどつかってみた感想を後述していく。

まだ使えるか?はわからないが、コード「REKKERD」を入力で無償提供で配ってくれていて、僕も有難く頂戴した勢である。

機能面

至って、シンプルなプラグインだが、機能面について見ていこう。
特にマニュアルが見つからなかったので、使ってみて機能を確認した限り・・という感じではあるが、紹介していく。

基本的な操作方法について
ふたつのオシロスコープがメインで、上部がSub帯域、下部が全体の帯域を表示するようにデフォルトでは設定されている。
ここで、自分楽曲やリファレンスを流しつつ、低域がどのような波形の形を描いているのか?を確認していく・・・というわけだ。

ショートカットキー
・CTRL+SCROLLで波形の拡大
・Alt+SCROLLで表示画面の移動

Zoom
波形の拡大をどのぐらいの倍率でするか?を指定する。
デフォルトは1.0

LENGTH
どのぐらいの小節数で波形を表示するか?を指定する。

FREQ
どの帯域より下のSubを波形表示するか?を確認する。
デフォルトの画面では、上のスコープがSUBの表示、下のスコープが通常のオシロスコープの表示になっている。

SYNC
DAWの再生、ストップボタンに応じて描写をストップする機能。
これがOFFだと、DAWを止めてもスコープが機能しているので波形がどんどん流れていってしまう。

WARN
指定した周波数以下の成分が含まれているときに、色を強調表示する。

SUB
FREQで指定した周波数でカットオフするかどうかのモードの選択をする。
例えば、両方SUBをONにして、MとSで監視する・・・みたいなことも出来るようになっている。

SORCE
L、RのほかにMid、Sideを見ることができる。


PR

打ち込みのサウンドに躍動感と動きを追加するミックステクニックと、僕の失敗から学んだマスタリングテクニックとその解決策を解説するセミナーを開催いたします!
2週間後の3/1(金)の開催になります。
交流会も実施予定ですので、是非お気軽に遊びに来てください。
一緒にプラグインレビューを書いているコレナガタクロウ氏もMCで参加していただきます。


僕のプライベートスタジオ、studio MASSでREC部門の新設しました!

他、来月も2回オフラインイベントを計画してますが、そちらについてはLINE公式にて情報を配信させていただいております。

関東近郊の皆様におかれましては、是非以下からご登録ください・・!
https://lin.ee/dRYyrXTn


僕は現在、parasight masteringという場所でマスタリングエンジニアをやっています。
もし、マスタリングってどうしたらいいの?
自分のミックスって、どう仕上げたらいいの?
何となく今まで作った楽曲に聞きにくさを感じる・・・。
そんなご不安がありましたら、是非一度、依頼をしてみてください。
日本屈指の環境と、僕の技術できっとご満足いただける音をお届けしてみせます。


実際に使ってみた感想

今回は本当にシンプルなメーターなので、検証は割愛させていただく。
一応、検証をしてみたものの、特筆すべき欠点は見つけられず、本当にただメーター・・・という感じだったからだ。

低域処理の難しさを解決する指標になるかも・・?

「MIXってローエンドが大事だよねっ!」
そう叫ばれてから、もう何年経つかわからない。
ずーっと昔からそうだった感じもするし、もちろん昨今のトレンドとしてローエンドの表現がモダン感として捉えられてから結構立つ。

ここから先は

1,917字

¥ 150

記事のご購入をいただきましてありがとうございます・・! 読者さまの中にときどき、サポートをくださる方がいらっしゃって、すごく励みになっております泣 いただいたサポートは全額次回記事に向けての研究&出版の費用に使わせていただきます・・・! 次回更新もお楽しみに・・!!