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川村社長とスープカレーを食べに行った話

2022年3月5日。
この日は北海道移住ドラフト会議の1日目。
大盛況の中、1日目の全工程を無事に終え、弊社代表の川村さんと2人で夜ご飯を食べに行った。

向かったのは札幌で超超有名なスープカレー『suage』。
僕は札幌で育ったにも関わらずsuageには行ったことがなかったので、「suageに行こう!」と言われて嬉しかった。

お店に着き席に座ると、店員さんがグラス2つとメニュー表を持ってきてくれた。テーブルの上には、水が並々と入ったピッチャーが置いてあった。

汗かきの僕とって、水はWiFiの次に大切なもの。「カレーの相棒は福神漬け」という風潮が巷では漂っているが、僕にはそれは通用しない。カレーの相棒は間違いなく水である。スパイシーな香辛料を楽しむには絶対に水が必要である。その無くてはならない水を大量に貯蔵し、瞬時にコップへの供給を可能にする『ピッチャー』は世紀の大発明と言っても良い。もし可能なのであれば、エジソンにも教えてあげたいくらいである。


カレーを注文し、出来上がるまで沢山会話をした。
川村さんと2人で食事をするのはこれが初めてである。社内の全体会議や日々の業務などで話したことはあるが、2人でカジュアルな話をしたのは意外にも今回が初だった。

どんな話をするのかなあと思っていたが、川村さんの口から出てきたキーワードにとても驚いたのを覚えている。

「ブルーピリオド見てる??あれおもしろいよね!」

............

私はその言葉を聞いてとてもびっくりした。
ブルーピリオドとは、主人公が美大合格を目指す漫画で、Netflixでも去年の9月からアニメ配信が始まった大人気コンテンツである。

しかし、人気があると言っても、そのアニメを見ているのは、10代・20代が中心。この記事を読んでいる方の中で、ブルーピリオドを知らない人も大勢いるであろう。

「.......なんで川村さん知ってるんですか...???」
川村さん「この前、漫画で読んだんだよね!」

驚愕である。全体会議などで経営論やチーム理論などの真面目な話をしている姿は見ていたが、まさかアニメや漫画の文化までアンテナを張っているなんて.....!空いた口が塞がらなくて、危うくカレーを味わえないところだった。本末転倒である。

その後も会話は続いたが、鬼滅の刃の話、呪術廻戦の話、進撃の巨人の話。
大抵の漫画やアニメの話を共有できる。なんなら僕やそこら辺の大学生より詳しい。

漫画の話が終わったと思えば、次は「サピエンス全史」である。
そっちの文化もいけるのか....凄い。
「とても面白かったから是非あらすじだけでも見た方が良いよ!」
とおすすめしていただいた。

その時に僕は疑問に思った。

「川村さんはいつ本とか読んでるんですか...?」

当然だが、川村さんは大学生ではない。
マッシブサッポロの代表取締役・社長である。
社内Slackの川村さん宛のメンションの数を見ているだけでも、その多忙さは計りしれない。川村さんのtwitterを見ていても札幌を離れて東京に出張していることも多い。

そんななかで、いつ本業のインプットの他に、『ブルーピリオド』や『サピエンス全史』を読む時間があるのか....。

「川村さんはいつ本とか読んでいるんですか...?」
川村さん「移動中とか隙間時間にkindleを読むようにしてる!」

...............

今回の食事で分かったことは、川村さんの"時間の使い方のうまさ" である。
川村さんは時間の隙間時間を見つけるのがうまいんだと思う。普通の人がtwitterを開いて時間を見失っているところを"隙間時間"として捉えinputしているんだと思う。

しかし、そんな単純なものでもない気がする。隙間時間を見つけたとしても、その時間をkindleやオーディオブックに捧げるのにはそれなりの心構えが必要だし、人にとっては苦痛に感じる時間でもある。

でも、川村さんの楽しそうな、いきいきとした話し方を見て、"学ぶ楽しさ"や文化に触れることの大切さ、そして時間を有効に使うことの重要性を学んだ。

大学生は社会人の方と比べて時間が余るほどある。
その時間をもっと有効に使って、川村さんと渡り合えるくらいの体験をしたい。

そんなことを思っていたらカレーが到着した。
夕食のカレーは川村さんがご馳走してくれると言ってくださったので、背伸びをして角煮カレーを食べた。

「これ、めっちゃうまいですね....!」
川村さん「そうでしょ!最高にうまいんだよねえ」

会話で盛り上がっていた時間から一転、2人で黙々とスパイシーなカレーを頬張った。

ピッチャーの中の水はすでに残り半分くらいになっていた。

執筆:櫻木(学生広報インターン)

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