6.29
渋谷から大手町で乗り換えて後楽園まで。
丸ノ内線に乗るたびに、丸ノ内サディスティックのフレーズが流れて、ちょっとドキドキした純粋な頃もあったなーと久しぶりに思い出す。
知らぬ間に絡まりあって楔となっていたものを、ひとつひとつ外していく作業の途中。
バスに乗りながら、電車を乗り換えながら、ふわふわと考える。
後悔しないように生きると決めたのに、いつの間にか死んだように生きることになっていたのは何故か。
もともとは困難があればまわし蹴りでなぎ倒して進もうとするくらいの性格だったような気がする。
何をしまいこみ、何に目をつぶり、どこで道を誤ったのか。
誤ってはいないのか。これはこれでアリな道だったのか。
感傷の時期はすぎ、少し離れたところからこの数年の自分を振り替える。