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東京での週末。
息子はお父さんと祖父母ん家で来週まで夏休みのお泊まり。
週明けは諸事情あってこちらのオフィスへ出社するけど、夏休みの気分。しばし解放感を味わう。

深夜2時か3時に赤坂を通って四ッ谷を抜けて甲州街道へ、ってタクシーの運転手さんに説明してたなあ。
で、2時間だけ寝て、朝息子起こしてそのまま普通に定時で出社って、よくあんな生活してたな自分。無茶やわ。

車から眺めた赤坂見附前の道を歩きながら、不思議な気持ちになる。
いっぱい悩んだし苦しかったことはまだ覚えているけど、もうあんまりあの頃の気持ち自体はよみがえらない。

忘れられるって、いい。
キズは残っててももう痛まない感じ。

今日会った人のことを考える。あの頃は息子以外の全部捨てる覚悟でいたけれど、結局そんなことはなかったんだな。

久しぶりに会いたいですと言ったら会えたことがうれしい。距離が離れて前とかたちは変わっても、縁がある人とはまた会える。

あの時お世話になった色んな人とお別れするとき、私「じゃあまた」って言えなかった。
けど、「握手しましょう。さようならをするときに握手した人とは、また会えるんですよ」って言って手を出してくれた人もいた。そう言えば。思い出した。

私もいつか誰かに言えるように、これは忘れないでおこう。