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サンシャイン水族館

このところ全くデジタルカメラを持ち出していない。必要に駆られないことと、純正/サードパーティ含めAFレンズを所有していないのと、MFレンズをマウントアダプタ経由で使うことに面倒くささを感じているためである。そんな中、手持ちのレンズの中で、ピント合わせを必要としない唯一のレンズの存在を思い出す。久々に装着して、家族で水族館へ行ってきた。

そのレンズの名はSuper fat lens 22mm/F8.0。VivitarのUltra wide&slimというトイカメラに使われていたレンズで、躯体がプラ製だったのいいことに、素人が摘出をしてキャップレンズとして使っている。ここ年単位で出番がなかったのだけど。


見た目はかなりスリム


元々トイカメラでパンフォーカス的なレンズだったため、フランジバックを出して結像がしっかりされればデジタルカメラでも使えてしまう。これで台湾旅行したときは、まぁ楽ちんでバシャバシャ撮っていた。描写は当たり前だけどプラレンズの写り。色収差も周辺の減光や流れもすごいんだけど、別にキャップレンズでそういう描写を目指す必要はないわけで。解像が必要な場合はレンズ取り替えるし、ね。


サンプル1
サンプル2
サンプル3
サンプル4


ね、普通に使えるでしょ!?フィルムの場合はF8.0がネックで夜に使えなかったけれど、デジタルならISO3200とか普通に使えちゃうわけですね。しかも動画だって録れる!その利点を最大限に使って、水族館を楽しむしかないだろうということで、いざサンシャイン水族館してきました。


クラゲや館内の暗いところでは、まず間違いなくVivitarでは無理だったところが、文明の力はすごいですね。すっかり動画を録り忘れてしまったけれど、動くものを目で追いかけてみたり、指を指して興味を見せてくれたり、楽しんでくれたのではなかろうか。

娘はまだ0歳なので手がかかるし、フォーカス合わせなくていいのと乱暴に扱ってもレンズをぶつけることがない(ボディはぶつけるけど)のは、かなり有用だぞ!と今更ながら気づきました。しかもガラスがないからチョー軽い!抱っこ紐してても嵩張らないし、これはもしかしたら一軍に昇格か!?と思ったほどで。

ただ、以前に比べて周辺の流れと減光が酷くなってきているように思うのは気のせいか、な、ん?どうなんだろう。ま、ダメになってもまた作ればいいし、マイクロフォーサーズ機に付けて44mmっていう絶妙な画角と中央の良い描写だけで使うのもありだし、マウント改造したこのレンズは世界にひとつしかないから、誰にも邪魔はさせませんぜ!ライカやツアイスのレアレンズより超レアなんだし。笑

ローライ35にペルケオを愛する身としては、とにかくコンパクトなカメラが好きなんですね、私は。というまとまりのない締めで今回は終了!
使いたい人はコメントからどうぞ。笑

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