父になった男の日記

4/27(水)18:14
娘が3,448gで誕生した。
あれほど不安で仕方がなかった僕だが、無事生まれたと聞いた瞬間、急に力が抜け喜びがおしよせてきた。
そして、妻も無事と聞き妻への感謝、娘への感謝、ほんとに2人とも元気でよかった。

産まれたばかりの娘を抱っこさせてもらえることになった。
分娩室前に行くと、元気な声が響いていた。
力強い、でも嫌味のない、涙が込み上げてくる声だった。
看護師さんから「元気ですよ〜」と暴れ泣く娘を受けた。
妻と決めた名前で語りかけた。
その途端、娘は泣きやみ、興味深そうに僕の目を見た。
とにかく可愛い。
顔はまだ浮腫んでいて詳しく分からないが、鼻は妻とそっくりだ。
ほっぺももちもちで体は小刻みに震えていた。
看護師さんが「ほら!お父さん写真撮るからこっちこっち!」と呼びかけられてやっと我に返った。
さっきまで暴れ泣いていたのが嘘のようにおとなしく微笑んでいる娘と写真を撮った。
もう父親がわかるのか名前を理解しているのか、娘は天才かもしれない。

退院は5/9。
それまではしばらく面会もできない。
妻から写真や動画を送って貰う毎日だ。
楽しみだ。
このこの成長を1番近くで見ていきたい。
妻と2人でこの子を育てていこう。

娘よ。
きっと10数年後には僕を嫌うだろう。
数十年後には親元を離れていくだろう。
親の心が分からないことも、子の心が分からないこともあるだろう。
でも父も母も君のことが大好きだ。
何を置いても君を優先しよう。
君が幸せに生きていくことがこれからの目標だ。

さぁ、これから分からないことだらけだ。
知識だけではどうにもならない経験の世界だ。
妻と話した目標はひとつ。

楽しもう。

2022/04/27(水)

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