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退職エントリ
昨年、開校より5年にわたりお世話になった、TARGET Global English Academy, Inc.を退職しました。
その後、半年間のボランティアやフィリピン・ルソン島の旅行をへて、セブ島にある語学学校サウスピーク(South Speak English Institute Inc.
)で働きはじめました。
いろいろと聞かれることも多くなったので、退職エントリをかいてみます。
ぶっちゃけ、前職との関係はどうなの!?
まず、ケンカ別れなどではなく、ターゲットの皆さんとは現在も良好な関係にあります。
オーナー、代表とご飯にいったり、元上司や同僚と飲みに行ったり。仕事上の付き合いがないぶん、むしろ前よりいい関係で付きあえてると、個人的には感じてます。
退職後もTARGETのセカンドキャンパスにあたる「Four Word English Studio」ロゴ、壁面デザインの仕事もふってもらい、被災地支援の足しにしたり。
この紙袋、めっちゃかわいい。ジーニアス。
とくに壁面デザインは、自分のデザインがこんなに大きく作品として残るのは初めての経験だったのでとても嬉しす、でした。
デザインの方向性が元上司のイメージにうまくハマらなくて、考えんのがお互いめんどくなったとき、「もう、カニを入れてくれ、カニだよカニ」って言われたときは、殺意がわきましたが・・・
いざ、終わってみたら、カニ案は、あれ!?これ・・・あ、ありカニ?って感じでした。
まあ、僕の金じゃねーし\(^o^)/
TARGETは自分の親であり、子である
TARGETで過ごした5年間は、ただの小僧だった自分を職業人として成長させてくれ、仕事/教育の面白さ、人様の国で商売すること/立ち上げの難しさ、一人の人間としてどのような人生をいきたいかを気づかせ/考えさせてくれたとても大切な期間でした。
特に前任の退職にともない、自分がGMになるさいの数ヶ月の引継ぎトレーニングは、まさに地獄。毎朝、「本日の着眼は!」と、着眼の発表から、10分刻みのタスクを自衛隊方式で報告を余儀なくされ、その後1時間にわたるフィードバック。
業後も一人残され、鬼FB。さんざんシゴカれ、明日の準備をして、翌朝またシゴカれのルーティン。
いよいよ頭が本格的に回らなくなって、「じゃあこれ失敗したとき、どうすんの?」って聞かれたとき、「腕立てします」ってマジで答えたのは、今では笑い話です。
さて、そんな環境下でなぜ、やれたかと言うと、、、
「僕が抜けるって決めて、どうリソース配分するか考えた結果、メイソンさんのトレーニングに全部ぶっこむって決めた」
ありがた迷惑もはなはだしいですが、ついていこうと決めた男から言われたこの言葉と、こいつをぬっころしてやろうという思いで毎朝出社してたのを覚えてます。
フィジカルじゃ勝てない(元自衛隊レンジャーあがり、元プロの格闘家)から、じゃあ、仕事で勝とうと。けど、仕事でもビリヤードでも、ボーリングでも勝てない日々。
ディシジョンメーカーしてのトレーニングと、実地経験を繰り返し、ふり返るとこの期間がバネとなり、職業人として高くとぶための基礎を作ってくれたと感じます。
さんざん悪口をかきましたが、彼は僕の誉であり、一番の友人です。
セブに戻った今でも、一番心置きなく話せるかわいい兄貴です。
また、立場が変わるにつれ、学校の拡大につれ、増えていった多国籍の部下たちや改善してきた教育、社内システムも本当に愛おしく、いつしか我が子のように思うようになりました。
講師12名から始め、無名だった学校が、携わったきた全てのスタッフ、そして学生さんのおかげで教育、サービス面でもご好評いただける素晴らしい学校になったと思います。
あのとき、オーナーに拾っていただき、大きく成長する機会が手に入ったこと、本当に嬉しく思います。
なぜ、辞めたのか
すごく抽象的なんですが、「元来、何者でもなかった自分が何者かになろうとして、自分の言葉を失ったから」です。
学生規模が150名を迎える段階で、軽微な問題がポコポコ出てきたときに、前述した前任ならどうしただろう?とか、他校はこれだけできてるのに、なぜ自分はできないんだろうとか。
誰に対して教育を提供し、留学後に何をもって英語力の向上に寄与したと言えるのかなど。
色々考えるうちに、身の丈にあわないジャケットを着込むようになり、「社会からは、これを求められてるだろう」という、自分で作り上げた虚構にすがるようになりました。
その結果、自分が何をしたいか、学校として企業としてどこを目指すのか、何をしゃべっても嘘くさくなる症候群におちいりました。
話す言葉がなくなったが、理由の根幹です。
退職の際には、会社や学生さん、何よりも戻ってきてくれた前任や、社長には多大なご迷惑をおかけしましたが、最大限の配慮をもって送り出してくれました。
まことに謝謝!
サウスピークを選んだ理由
入社時の動機は、「①代表の丸山さんと働いてみたい+②ターゲット開校と同じ5年、他校とは別コンセプト・スキームの学校運営を続け、学生日本人のみ、4校舎(セブ3校舎+新宿1校舎)まで躍進した仕組みと、組織力を履修し、ターゲットで学んだ知見をいかし、教育の裾野を広げたい」でした。
代表丸山さんとは、ターゲット時代からよく飲んだり、飲みすぎたりする仲であり、学校運営にかぎらず、幅広い教養について有用な本を教えてくれたり、彼もまた友人であり、頼れる兄のような存在であり、目標とする経営者でもありました。
良いことばっかかくと気持ち悪いんで、丸山さんは他社の人間(当時の僕)に対して「メイソン、ほんまカスやな」という口の悪さと、「うるせえ」って言わせてくれる器量を持ちあわせた経営者です。
フィリピンを通じて出会った多方面の業種の方に、色々お声がけ、ご配慮いただきましたが、僕はこの業種、サウスピークで働くと決めました。
サウスピークで働いて、どうか?
毎日が驚き・発見・不思議の連続です。
受け入れた生徒さん(あえて、サウスピークを選んだ)に対する教育品質の徹底については、そこまで工数かけるかってくらい、かけてます。
もちろん、言語の習得理論や、ニーズに対する正解はひとつではないので、英語学習者全員にあてはまるものではありませんが、学校が信じる教育哲学にたいする仕組みやサービスの徹底ぶりはすごいです。
一つ、事例をあげると、EOP校(日本語禁止校舎)に入社前に学生として潜入(3人部屋)させてもらった際の学生さんの英語しか使わない徹底ぶりをみると、語学学校関係者であればその努力と凄さがわかると思います。
ましてや、日本人だけの学生でそれを達成するに支払った労力や、学校に流れる哲学の浸透、強さは「うわ、まじか」と言わざるをえない。
同業種だからわかりますが、これは本当にすごいことです。
また、スタッフみんな仲が良い。
僕は写真右手にうつる、うらちゃん(エンジニア)、玉ちゃん(CS担当)と共同バスの一人部屋で相部屋せいかつを送ってますが、よくビリヤードいくし、他校舎のスタッフさんともよくご飯いったりします。
最後に
長くなりましたが、TARGETとも上手くやっていて、Souspeakという新たな環境で楽しく働かせてもらってます。
セブでお会いする機会もあると思いますが、その際は何卒宜しくお願いします。m(_ _)m
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