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日記「おばあの夏2」

0400
おばあは朝ごはんを食べて、子はミルクを飲んでいる。おばあは柔らかいご飯しか食べないので、家に固いものしかない時の非常食にほうれん草のおひたしを作り置きしている。それを食べていたので非常時だったのかも。

0600
私が、うんこしてから散歩行きたいのにでーへんと言うと、「座ったら出る」と快腸マウント取ってきた。
悔しかったので言うとおりにしてうんこを出した。

0900
子とおばあのおしゃべりタイム。
台風のニュースをアナウンサーが読み上げるたびにそれを子に伝えるように「ほーですにゃわ(そうなんですよ)」と言っていて、改めて方言がきついなと感じる。ここらへんは湖東弁らしい。

1030
ジムに行くのでおばあに子を預ける

1200
家に帰ると、絵本を一通り読み聞かせた跡がある。
子の月齢は2.5ヶ月なので、やや絵本への反応が出てきたところ。「こんなに反応するなんて本の好きな賢い子!」と家族全員で贔屓目でみている。
ちなみに、近くの本屋は低月齢の本のラインナップが悪かったらしく、両親が京都の紀伊國屋まで行って(往復3時間くらいかかる)絵本を買い足してきた。子は少なからずプレッシャーをかけられている。

1400
今夜は両親が外で食べてくるらしく、おばあと私と子の3人で晩御飯。
スーパーに行っておばあが食べたいものを買ってくるから何食べたいか教えてというと「なんでもいい、エリエールのフカフカのティッシュを2袋買ってきて欲しい、まだ余裕があるからなければ買わなくていい」と言われて、ボケたかと思った。むしろ、ティッシュにこだわるくらい元気でよかった。

1700
スーパーと病院から戻ると、おばあが子を抱いて待っていてくれた。
「さっきまで泣いてたから抱いた」と、いつもは弁解するのに、今日はもう何も言わなかった。子に抱き癖をつけても私が怒らないとわかった様子。

1900
晩御飯。でっかい赤魚を買ってきたので焼いて半分こする。
美味しかったらしく、魚の目利きをほめられた。おばあは数年前までずーーっと市場で働いていたので、プロに褒められたことになる。嬉しい。

おばあが身欠きにしんとナスの炊いたんを作った。小さい頃よくみたけど一度も手をつけてなかったので食べてみたところめちゃくちゃ美味かった。自分でも作りたくなったのでレシピを聞いたけど、ざっくりしててよくわからなかったのでネットで似たようなやつを検索しといた。

左上の鉢がそれ

そういえばこないだ、おばあが急にありえない量のちらし寿司を作った。しいたけや高野豆腐などを1から煮て作ったガチ手作りのやつ。コレもめっちゃ美味かった。おばあは料理がうまい。今のうちに色々みておこう。

コレでも近所に配った後の量

2100
両親が同窓会から帰ってきたころ、私も睡眠不足だったので、おばあと同じタイミングで就寝。
0歳児、30歳児、80歳児がほぼ一つの部屋で入眠するという田舎すぎるシチュエーション。半年前まで、zooomの中でいきったカタカナデジタル用語にまみれて働いていた人間とは思えない。流石に両親も、私の順応力にびっくりしてた。

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