ひふみ祝詞
『ひふみ祝詞』ご存知ですか?
『ひふみ祝詞』は『いろは歌』に似ている、日本語を使ったアナグラムです。
平仮名よりも古いもので、古い神社に残るペトログリフ(石碑)や、神社の祝詞、口伝として現代まで語り継がれてきたものです。私も祖母に「ひふみよ」と数歌遊びを教わった記憶があります。
長年意味が不明でしたが、納得いく翻訳を見つけたのでノート取ってみました。
47文字の古い日本語を一度も被ることなく連ねたアナグラムになっています。
数字の数え方、生活の指針を見事にまとめた祝詞になっていますよね。
古語には漢字を崩したような文字が多く見受けられますが、平仮名に似た音節文字であることも面白い点です。
ひふみ祝詞がこんなに素晴らしい物だとは思いませんでした。
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ひふみよ いむなや こともちろ
一二三四 五六七八 九十百千万
らねしき るゆゐ
蘭敷き 縷結い(蘭・麻を敷き紡ぎ結い)
つわぬそを たはくめ
強ぬ襲を 多育め(強兵を育てれば)
かうお えにさり
交う悪 方に去り(敵の脅威は去る)
てへの ますあせ
辺天の 枡畦(高所にある田畑を)
ゑほれけ
ゑ掘れけ(耕しなさい)
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最後の天辺の解釈は色々あると思います。
津波を避けるために高い立地にある田畑を耕せと言う意味にも取れますし、皇族や神のおさめる大地を耕しなさい、と言う意味にも取れそうです。
いやほんと面白いですね。
長年生きてきて全く意味を知らなかったので、色々と調べてみて意味が分かり驚きでした。
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