表現の経験値
誰かの作品を鑑賞する上で、気になるのが「表現の素人」かどうか。
自己の内面の表現だとか、悲しみだとか怒りみたいなものを表現してるのを見ると、この人は「表現の素人だな」と思う。
そういう表現は概して見飽きたようなものばかりで、つまらない。だってネガティヴでしかないものなんて、誰もハッピーにならないし、結果誰も見ない。
でもそういう心の鬱屈は表現のエネルギーとしてはとても大切なものだし、そのエネルギーを上手く利用して表現された素晴らしいものはたくさんある。
表現は愚痴ではないし、嘆きでもない。
自己中心的で自意識の塊のような絵や音楽や文章は見るに値しないなと思う。
だからといってポジティブであれ、という単純なものでもない。
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