2−5 商品画像の作成

はじめに

商品画像はユーザーに第一印象を与える顔的役割を示す。


ここは絶対に手を抜いてはいけない。


CTR(クリック率)が変動することによってSEO対策に繋がります。


画像規約にも様々な制限があるのでカテゴリー毎の画像規約をチェックすること。


商品画像にお金をかける場合は得られるリターンと相談するといいです。


『月間2000円程度しか儲からないのに画像に数万円かけるとかは明確な理由がない限りどう考えてもNG。』



画像クオリティの基準として最低限競合と同じレベル。             本noteで定めている基準では月間100個以上、単利500円以上なのでどうあがいても月間5万は粗利が出なきゃいけない商品。


おまけにそこから広告費やAmazonの月額費用、ツール代なども考慮しないといけませんね。


つまり数万円は画像にコストを使っても問題はないレベルの商品を事前に市場調査しておきましょうねってことです。


たくさん稼げる見込みがある商品ならその分画像などにかけられる費用も多少多くとも良いですもんね。




画像やロゴはどこで作る?


画像制作が簡単に依頼できる場所


・クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどで依頼

・専門の業者に依頼                             業者の方が勿論クオリティは高い。


ここらへんは戦う商品の市場によって見極める必要あり。


安く質の良いものが作れれば一番。 


ココナラとかで探せば1枚1000~3000円くらいでそこそこのクオリティが出せるクリエイターさんが存在しています。


良い画像を作ってもらえるクリエイターさんとは仲良くしておきましょう。


ただし、当たり外れもあるので注意しましょう。僕の体感では1カタログ(A+込み)あたり2~10万円程度が相場だと思います。


もちろん、クオリティの高い方やマーケも分かっている方に依頼をする場合は余裕でそれ以上かかります。(~15万程度)


あとは画像素材の撮影をスタジオ借りたりモデルさん借りたりとかすると素材を集めるだけで20万円以上とかかかっちゃうのでそこら辺もどうするか考慮しましょう。


お金をかければかけた分だけ良い画像を作れるのは間違い無いですが、ちゃんと回収しなければ意味ありませんしね。



商品カタログに必要な画像


必要な画像


・自社ロゴ

・商品画像7枚+(サブ画像2枚)

・A+画像5枚程度



サブ画像2枚(8,9枚目)については商品ページ上に表示がされない。




PCサイトから画像詳細をクリックした場合のみ表示される。


スマホでは表示なし。(2020年USでは表示されるようになったらしいです)




つまりほとんど意味なし。申し訳程度の効果しかないので8,9枚目は暇があれば画像制作・登録する程度で良い。


あとは2021年からベンダーセラー以外でもブランド登録を行なっていれば7枚目に動画を挿入できるようになりましたので、これを活用する場合は商品画像としては6枚あればOKということになります。                          


最近はブランド登録をしていないとA+の画像も作れなくなってしまったので実質自社ロゴと商品画像7枚で最初は大丈夫です。ブランド登録ができたらA+も作っていきましょう。


画像のポイント


ロゴはシンプルで目立つものを。ここは特にこだわる必要なし。


強いて挙げれば商品本体に印字してエラーコード5665を最初に解除する際にロゴからブランド名を判別できない場合は解除ができない可能性が高いので注意するくらい。




商品画像はぱっと見でその商品が何か分かる様に、且つ細かい説明を分かりやすく。A+画像はその商品をより詳しく解説をして買おうか迷っている人の後押しをする役割。

SEO対策的には画像はなるべく正方形に近づける方が良い。

画像サイズは最長辺が1600ピクセル以上にする(服&ファッション小物、シューズ&バッグ、腕時計、ジュエリーの場合1001ピクセル)。ただしここでメイン画像の縦の比率を大きくした方が良いケースもあります。スマホで表示された時に周りのカタログよりも画像が大きく見えるケースがあるためですね。


これは余白比率だったりカテゴリー・ジャンルによって依存するので、実際に参入するジャンルではアプリ表示した際にどんな比率のメイン画像が大きく見えるのかチェックしておきましょう。


そして2枚目以降の画像はスマホ規格に合わせた方が成約率が高くなる可能性が高いです。


最近はアプリで画像ギャラリーと言って、カタログ中部の方に商品画像を表示される仕組みもカテゴリーによって出来ていますので、これに関しても縦長のスマホ規格の方が見やすかったり。



正方形


縦長

上のヘッドライトが正方形サイズ(1600*1600)、下の化粧水がスマホサイズ(1000*1600)です




「買いたい」と思わせるLP導線

Amazonは楽天だったり自社サイトのように長ったらしいLPを制作することは当コンテンツ作成時点では不可能です。


限られたフィールドの中で適切な訴求をすることでカスタマーの購買意欲を掻き立てる必要があるのです。


商品カタログはあなたの商品をあなたの代わりに営業してくれるため、この内容次第で今後の売上を左右します。


特に、広告運用などについても当コンテンツでは触れていますが、広告運用方法をいくら改善してもカタログが魅力的でなければ意味がないのです。


では、どうやってカタログ(LP)の訴求導線を組んでいくかについてここでは説明していきます。


訴求内容だったりはその商品を一番に理解している自分自身で考えるのがオススメです。資金力に自信がある方はライターさんを雇ってみてもいいと思います。


デザインに関してはクリエイターさんに依頼します。ココナラやクラウドワークスでは破格で受けてくれるクリエイターさんもいますが、正直価格に応じてクオリティも変わると思ってもらって結構です。


また、AmazonOEM初心者にやりがちなこととして、クリエイターさんの仕事を勘違いするケースです。クリエイターさんの本職はデザインを行うことですので、訴求内容を考えてくれたりはしないと思ってください。


上記でも記載しましたが、商品を1番に理解しているのは自分自身のはずですので、訴求内容もクリエイターさんにお任せすることは基本的にしない方が良いと考えましょう。


※レベルの高いクリエイターさんだとそこまで高クオリティでやってくれる方もいますが、一般的に1商品で単価10万円以上はかかると思った方が良いでしょう。


ということなのでカタログのワイヤーフレーム(ページレイアウトを決める設計図)は自分でしっかり考えていきましょう。


オススメレイアウト例(商材によります)

①メイン画像での印象操作

②商品のUSP

③販売実績,メディア掲載実績(権威性)

④ユーザーの悩み,ニーズ

⑤解決案の提示

⑥この商品を今買うべき理由

⑦商品のこだわりやスペック

⑧第三者の声

⑨アフターサポート,保証内容の提示

⑩他の自社商品提案



上記は商品画像の枚数に対応しているとかではありません。上記のような導線をカタログ内に仕込ませておくという意味合いですね。


これらを商品画像内で全て網羅するカタログもあれば、A+やブランドストーリー内で合わせて訴求をするカタログなどさまざまです。




ここでのワイヤーフレームは商品リサーチ時にフレームワークを用いた分析で言語化した内容がかなり有効に活用できるので振り返ってみると良いでしょう。     上記で言語化したものからUSP(Unique Selling Proposition)を明確にし、商品カタログの訴求に活用していきましょう。


これをやるやらないで訴求の魅力がガラッと変わるので、面倒だと思いますが騙されたと思って一度取り組んで見て欲しいです。


画像で訴求すべきポイント


画像で訴求すべきポイント


・商品のオススメポイント羅列(多くなりすぎないように)

・商品の権威性(ランキングインした後、雑誌などに特集されたり)

・他社との比較(自社が優れている所)

・商品の使い方、商品サイズなどその物の特徴を記載

・その商品のストーリー(制作秘話)を記載しファン戦略を狙う。

・商品を使う前と使った後のビフォーアフター(統計データあれば良)

・保証(ライバルと同等以上)


これは本当に重要です。


出来るだけ全ての要素を揃えましょう。




画像訴求の鉄板テンプレ 


1.ペルソナ設定

・誰に向けた訴求をするのか明確にしましょう!




2.この商品じゃなきゃダメな理由を設定

・と言ってもこの世にない商品を産み出しているわけではないから難しいですよね...

・であれば、「この商品がいい!」という要素を多く獲得していきましょう!

・他社比較、監修依頼、雑誌などのメディア掲載、インフルエンサー利用、賞受賞、耐久テスト、許認可取得、特定分野のランキング獲得などなど


3.ストーリーの重要性

・売れないカタログの画像は商品の説明だけしかしていません

・ECのお客様は自分が思っている以上に自分の商品に興味がありません...

・そんなお客様の興味を引くためには、引き寄せる力が必要です!

・そして離脱をさせないための施策も重要となります

・つまり、第一にお客様を引き寄せるトップ画像、第二に2枚目以降の画像で離脱させないための施策が成約を産みます。

・お客様はほとんどが画像の2~3枚目までしか見てくれないので、ここでの離脱を防ぐようなストーリー性を作ることが重要です。


4.鉄板のストーリー事例(Amazonの場合)

画像1枚目:

モール販売の場合、類似商品よりも目を引くための施策が重要。CG加工を用いたり、パッケージ戦略で見栄えを良くする。そして本体の画像占有率を高くして、本体がなるべく大きく見えるようにする。


画像2枚目:

この商品が何なのかを一目でわかるように魅力的なキャッチコピーを見せる。

販売実績やメディア掲載事例などの権威性(多くのお客様に自社の商品の凄さを認知させるフェーズ)


画像3枚目:

ユーザーのお悩み、課題からの解決


画像4枚目:

商品の詳細、こだわりポイントの説明                             画像5枚目:

他社商品との比較


画像6枚目:

商品の仕様・サイズ感など

第三者の声(インフルエンサーに投稿依頼してそちらの画像を使わせてもらえると効果的です)


画像7枚目:

品質保証(30日間返金保証など)、検品体制もしっかりとやっていることを伝えると安心感アップ

2021年から動画の挿入も可能になったので動画クリエイティブがある場合はそれを適用した方が良く、その場合保証内容等は別の箇所に明記する


(画像8枚目):

今買うべき理由(Amazonでは拡大表示しないと表示されない部分です)


(画像9枚目):

最後の一押し(Amazonでは拡大表示しないと表示されない部分です)


A+の例は以下です


A+1枚目:(970*600)

商品の特徴が1枚で分かるサムネイル


A+2枚目:(970*600)

商品の特徴


A+3枚目:(970*600)

商品の特徴


A+4枚目:(970*600)

商品の特徴


A+5枚目:(970*600)

利用シーンまとめなど

最大7モジュール(上の例だと画像7枚)まで利用できるため、訴求内容が他にもあれば枚数を増やすことも可能です。


ブランドでジャンル特化している場合は商品比較モジュールを最後に追加して遷移や合わせ外を誘発させたいです。




他にも300*300の正方形モジュールが存在したりと自由度が高いので、商品で表現したい内容で適用していただくのが良いかと。


しっかり魅力が伝えられる形式になっていればどんなモジュールを使おうと構いません。


970*600での統一は無難に使いやすいのと、多くのセラーが愛用しているスタイルなので例で挙げさせていただきました。


他にもブランド登録を済ませておくとプレミアムA+やブランドストーリー機能、ブランドストア機能など使える物が増えます。ここでは割愛しますが、もし知りたい方は別でご説明します。↓


下記URLより説明↓

https://note.com/preview/nf7c14dafb203?prev_access_key=b19dd2ee79cb4e430deadae41dffc9f1


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