4−6 カタログと商品の見直し バージョンアップ



カタログの見直し


商品のリリースが完了した後とて、そのカタログは完成ではありません。


むしろリリースしたてのカタログは不完全だと思っておいたほうが良いです。


リリース後に様々な実績獲得(ベストセラーやAmazon’sChoiseなど)をすることもありますし、後から誰かに監修に入ってもらったり、何かの賞を受賞したりすることもあるでしょう。


上記はCVR改善に役立ちますので商品画像やA+コンテンツ内でアピールすべきです。



↑こういうやつです。これらは販売した後じゃないとアピールできないので、リリース後に画像修正を入れたものです。




↑上記はモンドセレクション(リリース前から取得していたかもですが)、新着ランキング、オーラルビューティ協会で5冠達成あたりは後から追加している可能性が高いです。


「こんなの掲載して何の意味あるの?新着1位なんて基本ほとんどのカテゴリーで誰でも取れるじゃん」


って既に販売している方なら思うかもしれませんが、ユーザー視点に立ってみるとそうでもないです。


なぜなら、ユーザー視点で「ホワイトニング歯磨き粉が欲しい!」と思ってAmazon検索から商品を探していた場合、クリニカやシュミテクトのような誰でも一度は聞いたことがある有名商品ならまだしも、我々のようなセラーが販売する”世間からしたら一度も聞いたことがない商品”に少しでも興味を持った場合どうでしょう?


ユーザーは常に疑いながら買い物をします。


「この商品は安心できる物だろうか?」

「他の人は使ってどうだったのかレビューを確かめよう」


だったりの心理状況になることは一般的です。


こうなった際にやはりレビューはかなり重要になるのですが、リリース間もないカタログとかだとそもそもレビューが少ない状態からスタートです。


この時役に立つのが「ランキング○位、▲冠達成!」であったり、「〇〇受賞」といった、”第三者も商品を評価している”と一眼でわかる訴求なのです。


商品画像の作成パートでもその旨説明はしていますが、リリース後にこれを追加できる内容もありますので、少しずつユーザーが買いやすいカタログに成長させるべきです。


商品の見直し


意外かもしれませんが商品も最初に作って終わりではありません。


実際に販売してみると自分の商品の良いところもあれば悪いところも見えてきます。


中にはどれだけ販売前にしっかりと企画をしていても致命的な欠陥が出てくることだってあります。


こればっかりはモノづくりのプロ、企画のプロでない我々はどこかしらで必ず発生すると思っていてください。


(もちろん避けれるものは避けましょう)

そして、商品本体を販売しているものからより良いものへとバージョンアップしていく意識を持ってください。


ここでも販売前に利用した3C分析などのフレームワークを活用し、改めて自分たちの商品について見つめ直すと良いでしょう。

バージョンアップにも色々ありますが、


・バリエーションを増やして選択肢を拡張

・本体の機能性を改良

・付属品を変更


などがメジャーです。


バリエーションを増やす分にはあまり苦労はないと思いますが、問題は原価に直結する改良を行う場合です。



「その改良によって利率は落ちないか?」


をしっかり考えるべきなのです。




良いものにすれば値段が高くても売れるという考えも非常に危険。


カタログのように気軽にアップデートをするという感じではなく、慎重に実施する内容を見極めるべき案件です。

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