3−3 Amazon SEO

はじめに

AmazonにおけるSEOとは?

• SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)

• A9(現在はA10説も)と呼ばれるシステムで構成


SEO対策の重要性

6割以上が検索経由での成約

更に前検索の6割程度(市場による)が

上位3商品から成約している


Amazon攻略の大きなカギになるのがSEO対策ということ





キーワードのインデックス化


自分のカタログが狙いたいkwにインデックス化(紐付け)出来ているか調べる方法として検索窓にASIN+kwで検索をかけましょう。



検索ヒットすればインデックスされています。されていない場合はお客様が指定のkwで検索をしたときに自社のカタログがヒットしないです。


この場合、広告を利用して指定のkwと紐付けしたりすることが可能。



こんな感じで『B01NCXFWIZ』こちらのASINが「switch」というkwにインデックスされていることが確認できます。




インデックス化されていない場合、この様な表示になります。

また、インデックスされているか確認したいkwって複数あって、一個ずつ確認するのが面倒だと思うのですが、その場合は色々やり方があるのですがオススメは下記ツールを使うことです。


こちらは指定のkwがインデックスされているかと、そのkwの検索順位を瞬時に表示してくれるものです。


他にもセラースプライトやArrows10、アマテラスといった有料ツールでも同じ機能がありますので、無料で使うならこれで問題ありません。


もちろん、kwのインデックス確認と検索順位確認であれば無料で使えます。


僕自身はセラースプライトのキーワード順位チェッカーやtool4sellerのキーワードランキングを利用することで、自然検索だけでなく広告枠含めた順位確認を行なっております。



見て分かる通り、「プロテイン」というkwだけでも1~4行目まで重複しているが、これはkw右に記載されているACやSBなど露出枠ごとの結果である。


つまり、自然検索順位だけでなく、SP枠やSB枠の順位を追うことも可能になり、目視チェックの時間短縮に繋がるということです。


この機能はリサーチ段階でも使えますが、自社商品リリース後の方が重宝します。




検索に上位表示するための要素


AmazonSEOの対策によって検索順位に影響を与える要素は200を超えると言われています。


流石にそれだけの要素を事細かく記載をしていくとこのnoteが永遠に終わらなくなってしまいますので、ここでは特に重要な要素を紹介します。

・商品販売数

Amazonはよく売れている商品をユーザーに紹介したい


・レビュー

評判の良い商品をユーザーに紹介したい


・内部設定

関連性のあるキーワードがユーザーの検索結果と紐づく商品を紹介したい。


・CTR(クリック率)

表示された回数に対してクリックされる割合が多いと商品と関連性が高いと判断される。


・CVR(成約率)

クリックされた回数に対して成約(購入)が多いと内部の評価が上がる。


・配送日数

お客様に早く届けられる商品を紹介したい





ここから分かることはありませんか?


AmazonSEOは顧客にとってより良いものを提供しているカタログが優遇されるということです。


これは地球上で最もお客様を大切にする企業であるAmazonの「顧客は常に正しい」という理念にマッチします。                          そう考えるとAmazonSEOは案外シンプルに捉えることが可能です。



お客様はどんなサービスを求めているのかを常に意識して商品並びにカタログを作成することです。



Amazonと理念を一致させて顧客に目線を合わせることがAmazonSEO成功への近道です。


Amazonと長く付き合っていく上で裏技などは存在せず、ただ直向きにAmazonと自社を利用してくれる顧客に寄り添っていけば良いのです。




しかしながら、Amazonはセラーアカウント1つずつをチェックして、顧客ファーストの運営を心がけているかなどは目視で判断することができないため、あらゆる指標を設けることでそれを数値化し、検索結果に反映させているというだけなのです。 そのため、重要なのは顧客を優先してガムシャラに運営することではなく(勿論これも大事ですが)、顧客を優先しているとAmazonの内部システムに反映されるためにはどの様な数値基準を満たせば良いのかに注力しましょう。



販売価格の戦略


実は、販売価格の戦略もAmazonSEOに深く関係してきます。


前述した通り、上位表示をするためには販売数の実績を多く作っていきたい。


「であれば、相場よりもかなーり値下げして法外価格で販売すればかなり回転が上がるのではないか?」




例えば相場が3000円のものを1000円で販売したりとか。


これについてですが、回答として


法外な値下げはNG。




例えば相場が3000円の商品を1000円で販売すればその時はバカ売れして上位表示される可能性があります。


ただし、相場が3000円の商品であればターゲット価格は3000円のはずですよね。


現状3000円で販売しているならその価格が適正相場のはず。


ここに1000円とかで出し、一定期間赤字垂れ流しで上位表示狙うのも一昔前なら通用しましたが、近年は上位表示した後にターゲット価格に値上げをしようとするとペナルティをくらい、カート取得ができなくなり検索順位も落ちるだけ。


また、2020年4月現在では適切相場で販売している商品がSEO対策的にポイントが高く、安値売りしてもオーガニックで露出ができにくい仕様になっています。


現状のベストアンサーは相場の2~3割減程度の価格で販売スタート。同時に広告をブン回しする。


法外な値下げをして販売数を稼ぐスタイルではなく、Amazonの推奨するキャンペーンを利用して販売数を稼ぐのが良いです。




SP広告を主体に運用しつつ(ブランド登録済んでる方はSBもかけてOK)月間の販売個数がある程度に達した場合には、戦略として広告費の見直しをしましょう。


広告をかけた状態で赤字であれば広告費削減。


広告で赤字は出ていないが、広告をかける必要がない気がしてきた場合も削減。   利益もしっかりと取れている状態でもう少し広告費を費やせば更に販売数を伸ばせそうな場合は広告費追加。


とこんな感じです。



ここら辺の細かい話については今から詳細を記載します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?