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毎日イケメンが投げる。

 始まりましたね、プロ野球。しーんとしたスタジアムに妙に響くスタジアムDJの声はじめ、「ちょっと違和感……」な感じなのは否めないけれど、毎日選手が一生懸命打ったり投げたり守ったりしているのを見て一喜一憂できるのは幸せです。チャンスに祈ったりピンチにドキドキしたりするこの感覚も久しぶり。ありがたやありがたや。

 もちろん勝負事ですから勝ち負けがあります。今のところ我らがカープは2勝2敗で五分。負けた試合も惜敗ばかりですし、延びに延びた開幕、初っぱなからビジター続き、しかも新人監督といったことを考えれば上出来です。

 ……とは言ってみたものの。
 やはり負ければ悔しい。惜敗なだけに余計悔しい。もうちょっとあれがこうなってこれがああなったら勝てたのになぁ、と思うわけです。

 ただ、そんななか、もう文句なしのスタートを切ったのが先発投手陣です。4人合わせて26回自責点7という成績も立派ですが、そんなことよりも。いや、そんなこととか言っちゃいけないけれども。でも、そんなことよりも……!

 みんな格好いいんです。

 まんべんなく格好いいという点では、たぶん今までのカープのローテーションで一番かと思います。川口とか長谷川とかまれに超美形が存在したものの、基本的にはカープ顔といえば農民顔だと信じて疑わなかった昭和からのファンからすると嘘のようにみんな格好いい。
 そのうえ、癒し系(大瀬良くん)、公家系(床田)、キラキラ王子(森下くん)、外国人的かっこよさ(ジョンソン)、ハーフ系(九里)、あどけない系(遠藤くん)とキャラクターもバラエティに富んでいます。どんな好みにもマルチに対応。今さらこの単語を使うのもアレだけれど、カープ女子も大喜び。そんな先発ローテーションなわけです。

 硬派な野球ファンの方には叱られるかもしれませんが、私のようなふにゃふにゃファンには、先発投手が格好いいというのはとても大切なことです。だってなんだかんだ一番投手が顔アップが多いわけだから。映ってるのを見て、「うわー格好いい!」から入って性格とか持ち球とか知ってどんどん好きになる、そんな経緯を辿った選手は数えきれません。

 しかもこの格好いい先発ローテーションには野村祐輔という元祖キラキラ王子が控えているわけです。二軍には去年デビューした必殺技・お手々振り振りを持つ山口くんというキラキラ王子もいます。どうしよう、こんなのカープじゃない……。

 余談ですが、去年、個人的に一番腹の立った試合は6月11日の日ハム戦でした。上沢-野村という眼福イケメン対決だったのに、よりによって1回KOされた野村祐輔。いやーもう今日は表も裏もピッチャー格好いいわ、幸せだわ、と思っていたのに初回でいなくなるなんてなんてこったい。ノムスケが投げてるからこそ余裕を持って「上沢格好いいなぁ」とできるのに、ノックアウトされたらそれどころじゃない。今思い出しても腹立たしい、楽しみでウキウキしていた気持ちを返してほしい(笑)。

 そんなわけで(どんなわけで?)とても格好いいカープの先発投手陣ですが、惜しむらくは球団HPに載ってる写真の写りが今イチなこと。この記事のヘッダは選手一覧からお借りした画像ですが、これじゃ全然魅力が伝わらない! このあたりはカープ球団にもう一歩がんばってほしいなぁと切に思います。いやほんと、何か趣味を始めるときに「形から入る」人は多いからね、こういうの大事よ……?

 さあ、明日はハーフ系イケメンの九里亜蓮が登板です。どうか今日の雪辱を……! 

 

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