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minolta α303 si superのファインダー青変黄変の修理

本記事で紹介している内容は上級者向けですので、実施する際は自己責任でお願いします。というか、非推奨です。

こんにちは。ハードオフによく行く真城亜です。

minoltaのフィルムカメラのファインダーの修理についてです。

ファインダー(ダハミラー)の青変・黄変はこの機種(α303 si super)等minoltaの廉価機種によく言われる持病(らしい)ですが、今回この問題の解決のため、minolta α303 si superを研究のためにあえて分解(破壊)しました。先に結論を述べると、青変・黄変の軽減はできるがおすすめしないです。

そもそも、ボディのパネル(外装)を破壊せず外すのが容易でなく、仮に外せたとしても、フロントからはダハミラーにアクセスしづらく、破壊せざるを得ないです。マウント部も同様(外しても意味がない)です。
なぜなら、プラのパネル同士をパチンとはめ込んで作られているからです。また、分解すればわかりますが、ファインダー部はフレキの集合となっています。

そのため、ファインダー側からアルコールを染み込めせた綿棒を突っ込んで清掃するのをおすすめします(ただし、後ろのファインダー部分の取り外しができた場合)。

ダハミラー表面の変色

そのためには、ファインダーのガラスを外す必要がありますが、これは左右側面を黒い絶縁テープ(?)で固定しているので、テープを外し、なおかつファインダーのガラスを外すことができれば、ダハミラーにアクセスできるはずです。私はフロントから分解(別名破壊)してしまったので、この部分に関しては推測になります。

本題に戻りますが、案の定ダハミラーの表面に、付着したような感じがあったので、これはアルコール(個人的に清掃によく使うもの)を使えば軽減できると思います。あくまで、完全にきれいにすることはできないと思ってください。

清掃途中のダハミラー(メガネ拭きなど傷つけない素材が推奨)
ファインダー部分のガラスの位置関係(黒いテープで固定されている)

ちなみに、流石にわかっているかと思いますが、綿棒を突っ込むことで、ファインダーに塵が見えるようになるはずなので、撮影に支障をきたすと思います。なので、ダハミラーを清掃するのは、個人的におすすめしません。

製造されてからかなりの年数が経っているので、個人的には変色してても使えればいいのではないかと思いますが、使えなくなる覚悟でどうしても清掃したいという方がいるのであれば、本記事が参考になれば幸いです。

ここからは駄文です。

私は本記事のためにカメラの配線も切って使えなくしてしまいましたが、ボディの右側表示窓のあたりが、外れにくいはずです。ここでパネルを割らなければよかったのですが。あいにく割れてしまったので、このままではもったいないので本記事を書きました。

実は清掃にパーツクリーナーやクエン酸スプレー等も試していますが、清掃用アルコールが一番効果があり手軽かつ安全と判断し、記事にて言及しています。もちろん他の方法でより良い結果が得られる場合は、教えていただければ幸いです。個人的にはガラス窓用のクリーナーとか良さそうですね。

ダハミラーの表面の付着した感じは、湿気等で一度曇って酸化し発生している気もします。手で最初触ったら擦れた感じになったので。あと清掃時にキッチン用のダスター使ったら傷だらけになりました。なので、メガネ拭きや綿棒がいいでしょうね。

執筆者:真城亜 https://twitter.com/omispduser

2022/01/17 公開
2022/01/18 注意書きを追記


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