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PureData MCFM Formant Synthesis v4.1パッチ配布

フォルマント合成プログラム「MC Fumi(仮称)」の配布ページです。なお、Twitterでお知らせした不具合については修正済みです。

以前の配布パッチで発生しうる不具合は、DC Offsetの発生及びクリッピングの発生です。以前のパッチはこれらの不具合が修正されていないため、配布いたしませんのでご了承ください。

使い方ガイドライン

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上の画像がメインウィンドウで、パラメーターを設定する画面です。ModulatorFreq(歌唱させる音程)とT1,T2(声帯音源波の定義)を最初に設定してください。その後、左上のメッセージボックスをクリックすると反映されます。

自分でプリセットを定義する場合は、メッセージボックス右のコメントを参考に定義してください。

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上の画像が実際に音声を合成する部分です。

一番右はノイズオシレーターとなっており、サ行の合成に使用されます。パラメーターには、HPFCutoff(Highpass Filter Cutoff Frequency), LPFCutoff(Lowpass Filter Cutoff Frequency), Gain(後述), adsr5(ADSRエンベロープ、後述)があります。

ノイズオシレーターの左側はすべて声帯音源波の合成を行っています。声帯音源波の合成部分の各パラメーターにはMDRatio(Modulation Depth Ratio)、CFRatio(Carrier Frequency Ratio)、PhaseOffset(初期位相)、Gain(音量)、ADSRエンベロープ(Attack Time(msec), Decay Time(msec), Sustain Level(0~1), Release Time(msec))があります。

Gainについてですが、メインウィンドウのCatch~で各オペレーターの音声信号が加算されるので、Catch~の出力振幅が1を超えないように設定してください。

左上にはモジュレーター(変調波)があり、ここに歌唱する音程を入力します。モジュレーターの右側にモジュレーター用のADSRエンベロープが別で用意されています(adsr0)。モジュレーターはパッチ左側の2つの声帯音源波合成部分ではcosine波、パッチ中央の残り2つの声帯音源波合成部分では鋸歯状波を用いています。

プログラムのダウンロードは以下のリンクより可能です。

なおパッチのライセンスはpuredataのライセンスに従うものとします。


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