見出し画像

WCS2023 使用デッキと振り返り


はじめに

初めましての方は初めまして。
ましゅまろ。(@mashiro_821)と申します。

今回、シティリーグ2023シーズン累計280ptでDay1権利を獲得し、ポケモンWCS2023に出場しました。結果はDay1を6-1-0で通過し、Day2は3-4-1で最終96位でした。Day2は悔しい結果になりましたが、同時に楽しい思い出になったので記録を残したく筆を執りました。

自己紹介

普段はポケモンのゲーム部門に参加しています。2021-22シーズンからカード部門も参加し、JCS権利を獲得。2年目でWCS権利を獲得できました。

使用デッキ

ポケモンカードを遊んだ感想として、初手・サイド落ち・じゃんけんと運要素が多く、また進化・手貼りの都合で先攻が強い印象を受けました。さらにシティリーグでポイントを稼ぐには7,8戦の少ない対戦数で8割勝つことが求められ、WCS権利の獲得には4回中3,4回入賞しないといけません。これらを踏まえて、安定感があり後攻で強いデッキを探すことにしました。

先攻が強いなかで後攻勝率の高いデッキを探すのは大変でしたが、最終的にロストバレットを選択しました。(※ここでは、キュワワー・ウッウ・ヤミラミを軸とするデッキタイプをロストバレットと呼称します。)

ロストバレットの後攻は先に攻撃できるだけではなく、アクロマをプレイすることで初動の盤面形成がしやすいのが強力です。特に顕著なのが初動を支えるバトルVIPパスであり、初手にアクロマがある場合に後攻はアクロマからバトルVIPパスを引ける確率があることで、キュワワーを複数立てる・ロストを稼ぐといったマストの動きの再現性を高めることができます。

一方で、初動(アクロマ)に大きく依存することやダメージが110,120と低くVstar280とのダメージレースに遅れを取るといった弱点があります。それらの弱点の解消策として、250ダメージを出せるリザードンと組み合わせることにしました。ダメージ枠としてはカイオーガ・カイリュー・ザマゼンタなど様々な候補がありますが、リザードンの魅力はミラージュゲートを必要としないところです。他のアタッカーはミラージュゲート4枚とエネルギー10枚程度入るのが一般的ですが、リザードンはエネルギー2枚があれば運用できるので自由に使える枠が多く、その枠でロストバレットの動きを強化することができます。リザードンはロストバレットの特徴と非常にマッチし、差分はありますがシティリーグは全て上記のコンセプトを使用しました。

WCSの変更点

BO3ルールに合わせてメタカードを極限まで減らし、どの相手にも必要なロストバレットの動きを強める方針で調整しました。結果的にはドラピオンVを抜いたことで連撃インテウーラに1-2で負けてしまいましたが、スイッチャーツツジの返しに要求2枚を引かれていなかったら勝っていたことや、仮想敵には2勝1敗だったので悪くない判断だったと思います。

デッキリスト

Day1 6-1-0, Day2 3-4-1

【ポケモン】
最終的にバトル場とベンチで2体ヤミラミを置き継続的にロストマインが使える盤面を作りたく、ヤミラミの3枚目があることで安定感に大きく貢献してくれました。マナフィはロストミラーやパオジアンに対して非常に効果的で、2枚目があることでクララに縛られずプレイできることが強力です。

【ボール】
霧の水晶は初動ではキュワワーか逃げるためのエネルギーになり、中盤からはヤミラミかエネルギーの足りない方を持ってこれます。複数あることでヤミラミとエネルギーを先に持ってきて、ロストマインに必要ないれかえやビーチコート・ロストスイーパーを引きやすい状態で花選びやアクロマをプレイできるのも大きな強みです。クララでヤミラミとエネルギーを2枚ずつ回収した返しのターンでナンジャモをプレイされても水晶があればロストマインが使えるため終盤でも強く、どの場面でも強いので4枚採用しました。

【他グッズ】
クロススイッチャーはボスの指令との選択だと思いますが、サポート権を使わないのが魅力的でした。リザードン入りのロストバレットは全てのアタッカーがエネルギー1枚だけで攻撃できるためクララやキバナと非常に相性が良く、それらのサポートを使いながら倒したいポケモンを引っ張ってこれるスイッチャーがマッチしています。また、このデッキはウッウ~ヤミラミ間のアタッカーがいないので初動が遅れるとウッウしか攻撃に参加することができません。しかし、スイッチャーがあるとアクロマでロストを稼ぎながら当てたいポケモンに110を当てることができ、ロスト10枚が達成していない状態でも実質的にロストマインを使うことができるのが本当に強力でした。

また、ポケギアも4枚フルでの採用になりました。ロスト全般の弱点である初動のアクロマ依存への最大限のアプローチです。4枚あることでポケギア複数枚で全力でアクロマを引きにいく動きや、ナンジャモの返しにサポートを引く確率を上げることができます。これもクララやキバナ(といれかえ)だけで攻撃できるデッキの強みと非常にマッチしていました。終盤は山札が少ないので、欲しいサポートを確定で持ってこれるのも強かったです。

ロストスイーパーは1枚採用だと引きたい時に引ける気がしなかったので2枚にしました。1枚目をビーチコートとセットで使用した後に雪道を貼られることもあるので、雪道耐性の面でも2-2で採用して良かったと思います。

【サポート】
ツツジは抜いた時期もありましたが、返しにナンジャモをプレイされたくない場面やスイッチャーツツジでお祈りしたい場面があるので採用しました。
ロストマインでビーダルを倒せるデッキなのでミュウ以外には効果的に使えることもあり、1枚はお守りとして入れておくと逆転できたりします。

【スタジアム】
花選び後に逃げ0で交代できるビーチコートがもっともデッキにマッチしていました。特に終盤はクララ+いれかえが必要な場面が多く、いれかえ総数が多いことで継続してアタッカーを用意することができるのが強力でした。

【エネルギー】
超エネルギーは水晶4枚・キバナ2枚あることで3枚でも十分になりました。水晶2枚だと序盤の逃げで使いにくい試合もあったので良い調整でした。

振り返り

WCSを通してミスはほとんどなかったものの、Day2は初動がうまくいかない試合が続き悔しい結果で終わりました。しかし、初の世界大会でDay1を通過できたことや引き分けが1/15と少なかったことは自信になりました。また、皆さんご存じの通りリザードン入りのロストバレットは環境外に置いている方がほとんどだと思います。しかし、ロストバレットを最大に活かせるデッキタイプとして評価し、ここまで勝つことができて本当に良かったです。

シティリーグの練習はマクロをPTCGO、ミクロを友人にデッキを用意してもらって確認していました。特にシーズン4は前週まで(例の)ゲームの予選があり精神的に参っていました。メンタルの切り替えがうまくいかず調整期間が3日しかありませんでしたが、なんだかんだ自信のあるリストに仕上がり優勝することができました。友人も同じ60枚で優勝しました。すごい。

WCSまではomega2thetaという名前でひたすらPTCGLをしていました。モンスターボール級からアルセウス級になりました。マスター級は上手な方と連戦することも多く、非常に勉強になりました。ありがとうございました。

最後に

来年こそDay2で勝つために同じ舞台に立てるように頑張ります。
また、ゲーム部門で出たい気持ちも強いので今後も両刀で取り組みます。

沢山の応援をありがとうございました!!!!!















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?