【解説】ロストバレット【シティリーグs3 優勝&best4】
記事概要
初めましての方は初めまして。普段は主にポケモンのゲーム部門で競技的に取り組んでます、ましゅまろ。です。今回、カード部門のjcs2023とwcs2023に繋がるシティリーグS3に参加し優勝&best4の成果を収めたロストバレットをテーマにポケカの構築及び戦略記事を書きました。無料部分ではシティリーグの環境考察について記述しています。本稿は現環境におけるロストバレットの強みとカードの採用意図について述べ、当日までの取り組みと思考を併せて知っていただき、読者の皆様の参考になることを目的としています。
また、私を本稿で初めて知った方に向けて活動実績を記載します。
これを機にTwitter(@mashiro_821)のフォローもよろしくお願いいたします。
本稿は有料記事で、以下の構成となっております。
愛知clを直前に控えていることと読者の皆様からお金をいただくからには充実した内容にしたいと思ったことから、より実践的な取り組みや思考を可能な限り言語化して伝わるように執筆させていただきました。一例として参考にして貰えると嬉しいです。また、本稿の売り上げは今後の活動資金に充てさせていただきます。ご支援の程よろしくお願いいたします。
以下、本文になります。
デッキリスト
当日のマッチアップ
デッキ選択に至るまでの経緯
▽1月
s3からeレギュになり、カードプールに大きな変化がありました。
s3開始当初の入賞分布はギラティナを筆頭にロストリザードン・ミュウが大きな割合を占めていましたが、クレッフィ2面でロストに強く出れるミライドンやm2vuサーナイトのようなデッキが台頭しました。
従来のロストリザードンは、クレッフィに妨害されるとロスト10枚を達成するのが遠く、クレッフィを2面立てられると非常に厳しいデッキです。
一方、クレッフィに対してもアビスシークで返すことができるギラティナは一定数のシェアが続き、早期に盤面を完成させないと月光手裏剣でキルリアを2体倒されてしまうm2vuサーナイトは数を少しずつ減らしました。
(盤面形成の要求値が高く、先攻時の初動が不安定なのも要因に思います。)
上記のデッキを試し、ロストリザードン・ギラティナ・ミライドンのなかで不利な相手に対抗できる構成を模索しました。ここで、ロストリザードンにキャンセルコロン2枚とポケギア4枚(とキバナまであるとなお良し)を入れたところ、クレッフィ2面デッキに対しても五分以上に戦えることがわかりました。ギラティナとミライドンは上手く形にならず、一旦保留にします。
▽2月
シティリーグのギラティナ大躍進を踏まえ、ロストバレットはリザードンに代わってゲッコウガを軸にしたデッキが増えてきます。ロストデッキはキュワワーを並べる都合上、月光手裏剣でのサイド2枚獲得がミラーにおいて強力であり、リザードン不在によって失った決定力はパルキアやガラルファイヤー、カイオーガなど様々な形で補っている様子でした。
他デッキに関しては、ギラティナとミライドンが相変わらず多く、たまにミュウやアルセウス系統、連撃デッキ(エンペルト)がいる印象です。
これを踏まえて、当日のマッチアップは以下を想定しました。
上記の想定で優勝するためには不利デッキとミラーでの勝率を上げる工夫が必要です。試行錯誤は都度ありましたが、結局ギラティナとミライドンでそのような工夫はできず、他のデッキも形にならず、キャンセルコロン2枚とポケギア4枚を入れたロストバレットでミラーに勝てる構成を探しました。
ロストリザードンとロストゲッコウガを試した感想は以下の通りです。
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