見出し画像

吃音改善のアプローチ

初めましての方は初めまして!ポケモンというゲームのオフライン大会の主催、運営やサークルの代表を務めてました「ましゅまろ。」と申します。

実は私、「吃音」という障害を抱えています。

昨年、こちらの番組のラップで吃音症について知ったという人も多いのではないでしょうか?


https://youtu.be/qVL6H_Gt38c

私は最近になり人前でもあまり症状が出なくなりましたがそれまでに色々な苦労がありました。

当記事では中高生の頃の自分のように「吃音」に悩んでる人達の力になるために、症状が軽くなるに至った経緯や経験に触れていこうと思います。

当記事は無料で公開させていただきます。支援いただけたらサポートの程を宜しくお願いします。


1.「吃音」とは?

「吃音」は幼少期の環境や精神的な変化により発症する言語障害の一つです。自分の場合、幼少期の転勤が多く生活環境の変化や多岐にわたる転校により発症したと推測しています。

症状は人によって様々です。私は緊張した時に声を出そうとすると喉に詰まり声が出ず、舌が出るような症状がありました。そのため授業での発表やスピーチが大の苦手でした。また、特例としてカラオケなど歌を歌う際に発症することはなかったです。これも吃音の特徴なのかなと思います。


2.苦労した過去

箇条書きで記述すると、概ね以下の通りです。

保育園(幼稚園)

・背中をさすって貰わないと声が出ない。

小学校

・授業での発表が苦痛。

・中学入試の面接で声が出ない。

・少年野球のチームの掛け声が出ない。

・友達にからかわれる、モノマネをされる。

中学校

・国語の文章の音読に時間がかかる。

・体育の号令で自分の番号で間が空く。

・スピーチで言葉が出ず、辛すぎて泣く。

・英語のスピーチや音読も詰まる。

・飲食店で注文が出来ない。

他にも日常的に声が詰まり、辛いと感じたことは多かったです。授業は毎日行われるので出来るだけ声が詰まらないように心の中でリズムを取ったり身体をつねってみたり小さな声を回答するまでに出しといたり色々な手段を試していました。

高等学校

・部活(硬式テニス)の主審のコールが出来ない。

・やはり音読や発表で声が詰まって出ない。

・体育の号令や点呼で番が回ってくるのが怖い。

他にも人前で話すこと全般が苦手でした。特に委員会、係決めの際にじゃんけんに負けすぎて体育委員になった時がありました(体育委員は体育の度に点呼や体操の号令をしなくてはならない)。絶対に出来ないため、担任に相談し誰かと体育委員を変わって貰えないか打診したこともありました。

また、高校2年生の夏に24時間テレビで「吃音」の話題が露見しました。その時に初めて自身が「吃音」という障害を持っていることを知りました。自身のクセと思っていたものが実は障害であると分かった時にはひどく傷付いたのを覚えています。

大学

・出席の点呼の際に若干の間が空く。

・接客のバイトが精神的な苦痛が大きく難しい。

後述しますが、大学生になり色々な方と関わる機会がありました。そのおかげで今では人前でもある程度話せるようになりました。今後も就活や会社での応答、結婚のプロポーズなど不安は絶えませんが自信を持って人と話せると思っています。

(未だに接客のバイトは怖くてしていませんが…)


また、人前で話すのは辛くても人と話すこと自体やコミュニケーションは好きなこともあっていじめられるようなことはありませんでした。しかし症状で舌が出るのでモノマネをされたり変と言われることはあり、精神的に辛い日もありました。


3.症状が軽くなったきっかけ

さて、前述のように「人前で話す」という日常で頻繁に起こることが苦痛な日々を送っていた私ですが、大学に入った時にある転機が訪れました。

それが冒頭の自己紹介でもあるサークルの代表やオフライン大会の運営、主催を行ったことです。

(ポケモンサークルを創設した経緯に関してはこちらの記事から読むことが出来ます。)

絶対に交流の輪を広げるんだというモチベーションで新歓やサークルでの司会進行を務めました。

自分の好きなゲームを通して人との繋がり、コミュニケーションを図ったことで人前で話す機会が増えました。30~40人の前で司会進行したり100人以上いる会場でゲームの解説をすることもありました。そのおかげで緊張が緩和されたことや慣れによって大勢の前で話すことへの抵抗が無くなりました。勿論、吃音の特徴として大人になるにつれ症状が和らぐのはありますがそれ以上に自分が自信を持って人前に立てるのは交流の場に勇気を出して足を踏み入れたからだと思っています。


4.最後に

高校生の頃に自分が「吃音」に気付き、調べた時には心の支えになるような記事は残念ながらありませんでした。人によって症状は異なりますが、自身が綴った経験や苦労が今も「吃音」で苦しんでいる誰かの勇気や励みになれば幸いです。

最後になりますが、この言葉を贈ります。

「自分が思っているほど周りの人は気にしてない」

声が出ないことで周りの目を気にして軽蔑されてないかな?変に思われてないかな?とかビクビクすることもあると思います。ですが、自分を一番気にしてるのは自分で周りの人は意外と気にしてないものです。なので自分自身にフタをしないように、思いつめないようにしましょう。勇気を出して人前に出ると少しづつ良くなると思います。


お互いに前向きに頑張っていきましょう!

読んでいただき、ありがとうございました。


追記

「吃音」で悩む多くの方に読んでいただきたいので拡散していただければ助かります。また、当記事以外にも多くの記事を書いていますので興味を持った方はそちらも併せてご覧ください!noteのフォローやサポートもお待ちしております!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?