毎日買い物するのは満たされないからか?

私はたぶん、ぷち買い物依存だ。

実際にそう診断されたわけではないが、ほぼ毎日買い物をしている。

自分の収入以上の買い物をし、破産することはないが、買ったもの消費してしまう前に、次の買い物をしてしまう。

冷蔵庫に食材はたくさんあるのに、更に買う。

化粧水も、洗顔料も何故か4種類以上ある。

そうして物が増えていくのか。



冷蔵庫にものが入らなくなったら、食品を買うのは諦める。ただし、別のものを買う。それは化粧品だったり、服だったり、本だったり、キッチン小物だったり。

欲しいと感じるとなかなか我慢ができない。買って手に入れると、それだけで満足してしまうこともある。

これは依存だろう。と思ってきた。

こうして依存するのは何か足りないから、

何が足りないかわかっていないから、

満たされない気持ちを、買い物で満たしているのだ。

寂しいのだろうか? 仕事に不満があるからだろうか? 

なんにせよ、取るに足らないものを買い集めたりしているのだろうと

思っていた。




最近、自分の働き方を変えようと考えて、ある本を手に取った。

正直、このての本では有名すぎる本ですし、すこし割高な感じもあり、今まで購入した事はなかった。(アマゾンリンクの貼り方を覚えたので、使ってみる)


今まで存在は知っていたが、手に取らなかった本を、手に取るには勇気がいる。

自分がこれまで、いらないと判じていたものを、必要とし購入するのは、これまでの自分を一度否定しなければならない。

だがしかし、そんな事はかまっていられない事態になってしまったので、思い切って近くの本屋で購入。

正直、自分の好きなYouTuberがおすすめしていようが、発行部数何十万部だろうが、近所のスーパーの中にある小さな小さな本屋さんになければ、買わなかったかもしれない。ビジネス書のコーナーは本当に小さく、私の本棚の半分もない。そのコーナーにあればいいなぁくらいの気持ちで出かけたのに、この本はあった。

小さな小さな本屋の狭いビジネス書コーナーの片隅に

マジかよ、あったよ。やっちまったよ。なんであるんだよ。それだけ売れてるって事だよ。と思いながら購入。



この本のにはウェブテストを受けるための、アクセスコードが付いている。このウェブの100問以上の質問に答えると、この本で言語化、説明された34の資質の中から自分が持っている上位5つの資質を教えてくれる。その資質を活かせば、あなたの強みになるよ。ってことらしい。

(購入を検討される方は必ず新品を買いましょう、ウェブテストはアクセスコード1つにつき1回しか受けられないので)



私の結果は

1、慎重さ(保守的で用心深い。人生は地雷原を歩くようなもの、慎重に行動します)

2、内省(考える事が好き。考える内容は他の資質に関連している。ただ考えるのが大好き)

3、収集心(好奇心旺盛の知りたがり。集め整理し保管する。すぐに使えるかどうかはあまり問題じゃない)

4、親密性(狭く深い人間関係が好き。友人は少数精鋭)

5、回復思考(問題を解決するのが好き。物事を再生させるのが好き)



正直、強みというより、自分の悪癖だと思っていた事を、ポジティブに言いかえて並べたような感じで、ある意味、的を得ている。当たりすぎて痛いほどだ。

私は何事も石橋を叩いて渡るタイプなので、問題が起きる前から一生懸命考えるし、考える前らか、情報は収集する。友人の輪は狭いし深い。

それにしても、現代社会であまり評価されないだろう資質ばかりだな。


このなかでも今回のテーマは3、収集心!

これはひどい。コンパクトな暮らし。ミニマリスト、断捨離が蔓延るこの世の中で、収集癖など、悪癖以外の何ものでもないではありませんか。


たしかに、私は、収集癖があります。ものはあまり持たないように心がけているけれど、言葉や情報などを収集する癖があるのです。つまり本です。

平均的なひとり暮らしの社会人女性の部屋って、本棚1つあるかないかなのですね。私は天井までの本棚を2つ持っています。本以外も入ってますが、それでも一般的な量ではないでしょう。

最近ではウェブでいろいろ活字を見られるのでだいぶ、物質としては減りましたが、それでもいつの間にか本が家にあるのです。好きな本は処分できないので、たまっていく一方です。

日本の狭い住宅事情を考えても最高に最低な趣味、癖でしょう。

ミニマリストさんの本やYouTubeでは本棚は捨てる事を推奨されていたりします。あとテレビも。

どちらも私にとっては大切な情報源で、捨てられません。


そう考えて気がつきました。

私は買い物がやめられないのではなく、情報収集がやめられないのではないかと。

買い物に行きたいのは、そこで情報を集めているからでなはいか。と。


たしかに、思い当たる事が多い。

生活必需品であっても、いつものお決まりの道具を毎回購入する事はほとんどありません。よりよいもの、今使っているものの不満点を補ってくれる物を探しています。

買い物に出かけるという事は、新しい商品、新しいアイデア、新しい広告にアクセスするという事です。


例えば、洗濯洗剤を買う必要がある時。

・部屋干しに対応してくれているもの

・香りはきつすぎない

・値段は出来るだけ安く

・収納はコンパクト

・できれば、洗剤と柔軟剤が一緒になっているものがあれば最高。

など色々な条件があり出来るだけ希望に沿う形のものを探します。その上さらに何か、新たな付加価値はないかどうか、店にある洗剤を全て見尽くして、検討します。

(柔軟剤で洋服を涼しく出来るなんて商品を見ると、試してみたくなります)

正直この検討している時間が一番楽しい。

世界一楽しいかもしれない。購入するまでが買い物です。

買った後、急に興味が薄れてしまうのもそのためでしょう。

購入したものはすぐにつかってみます。ですが、1〜2回使えば、使用感はだいたい分かりますよね。使用感が良ければ使い切ることもありますが、使用感が良くなければ、使い切る前に、他のものを検討し始めてしまいます。すぐ飽きるのです。


私は買い物ではなく、買い物をするまでの、情報を収集し、検討する過程が好きでやめられないのでのです。

正直、お店の方からすると迷惑でしょうから商品の検討は店頭でなく自宅ですべきだなと、今、思いました。ごめんなさい。



何が言いたかったのかというと。

私は買い物(お金を使ってものを手に入れる)という行為が好きだったのでなく、買い物の過程での情報収集や検討が好きだったのです。

そう気がつくと、別に買い物に行かなくても、いい気がしてきました。

買い物をついついしてしまうのは満たされない気持ちがあるからというのは、間違ってはいません。

ただ、満たされていないのは好奇心であり、寂しさや仕事への不満などではありません。

ですが、この情報取集に対する好奇心はいくら買い物をしても満足することなどない気がします。世界はあらゆる情報が溢れており、未知の宇宙はどこまでも続いているのです。だからこそ、好奇心も果てしない…

だからそこ、買い物とは別の手段で自分の知りたい欲や、情報を収集したい欲求を満たせば、買い物の回数を減らせるのではないかと考えています。

なんて事はない、インターネットという最強ツールがあるのですから。その欲求は今後はそこにぶつけて行こうと思います。これで、買い物の回数が減るといいのですが、それについては今後も検討して参ります。


何かやめられない、依存的になってしまう物がある人は、一度何か自分に足りないのかをよくよく考えてみると、案外簡単に解決するかもしれません。



(追記)

なんだか急に締めくくってしまい申し訳ない。

買い物に行く回数を減らせるヒントを見つけた気がしたのです。

ただ、実店舗に行く事で思わぬ出会いがあったりして楽しかったりします。だから、その出会いを完全に捨て去る事はできないんだよね。







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