ごめん、火曜日の方がダルイ

昨日、月曜日の朝が一番ダルイと言ったがアレは嘘だ。
まだ4日も平日が続くことを思い知らされる火曜日の方が格段にダルイ。
なぜ人体は眠い眠いと思っているのに目覚ましよりも早く目が覚めるんだろうか。

少し調べたらなんか心の病気の兆候らしい、俺はスッとブラウザを閉じてYoutubeで悩みなんてなさそうなyoutuberの動画を開いた。
彼らはきっと朝は目覚ましの時間までスヤスヤ寝られるのだろう。

病気であることが確定してしまえば何かしらの治療を施さなくてはいけなくなる。
それは俺の本意ではない、早く死にたいのだ。俺が死んで悲しむ人はいるだろうが俺は俺が死んでも何も困らない。

そんなクソ下らない事を考えながら洋服にアイロンをかけて髭を剃り、自慢のパーマへアをセットする。
どれだけ時間をかけてもインスタで見たあの髪型にはならない。

出社だ、いつものように混んでいる電車に乗り、この車両に殺人鬼が現れる妄想をして過ごす。こんな妄想をして6年になるが、そろそろ現実が追い付いてきてしまった。口から火を吐く人類が暴れる妄想に切り替えよう。

会社に着いた、繰り返しになるが俺にはマネージャーがいないためやろうと思えばサボりたい放題だが一応プライドのようなものがあるので貰っている給料の分は働く、働いているつもりだ。

昼食の時間だ、朝からプロテインしか飲んでいないので腹が減った。
特に食べたいものは無い、というか何を食べたいか考える体力がない。
というわけで近所の蕎麦屋だ、かけそば250円という驚異的な安さの蕎麦に生卵を二つトッピングしてもらう。

大学の時の先輩が「生卵食うと栄養全部とれるんだ」と言っていたのでその教えを忠実に守りなるべく卵を喰うようにしている、卵さえ食っていれば死なないそうだ。

そんなこんなで午後の業務も脳みそ溶かしながらなんとかこなし、帰宅をする。
べらぼうに疲れている事や、通っているジムが定休日な事、俺がサウナが好きであることなどを総合的に考えてスーパー銭湯に行くことを決意する。

決意を固めた俺はなぜかパチスロを打っていた、なぜだろうか。
目の前で滅茶苦茶数字がいいマイジャグが空いてしまったからだろうか。
スマホ片手に閉店まで打ち切った、売ってる最中死にたくなった。同級生は子供が生まれる年代だ、なぜ俺は家にも帰らず風呂にも入らず77=と揃えているのか。ビッグが引けねぇ。

そんなこんなで閉店だ、パチ屋近くの立ち食い蕎麦屋に吸い込まれるように入った。

「昼も蕎麦だったな」と気が付いたのはおっさんが俺のそばを湯がき始めてからだった。

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