MtGで人が集まる場があるということ~紙初心者Vtuberの開封大好きパイオニアグランプリ参加レポ~

眞白井エイドです。
普段はVtuber/VPW(Virtual Planeswalker)として、MTGA・パイオニア情報( #週刊ふんパイ )を中心に、Youtube・Twitterで活動しています。

今回は、開封大好きよしひろさんが主宰された「第1回開封大好きパイオニアグランプリ(以下、開封杯)」に参加したレポートです。
自分は昨年11月から紙(テーブルトップ)をパイオニアで始めた身。
そして、紙のイベント・大会には参加したことが無く、リモート対戦しかほぼやったことがありません。
ですが、周りの先輩PWからたびたび「GPは良かった」「GPが早く復活してほしい」という話は聞いており、大規模対面イベントへの憧れはありました。

今回の開封杯開催の話を聞いた時、真っ先によぎったのは「参加したい!」の思い。
自分の活動の特性上、参加することで活動に支障が出るリスクも考えましたが、それを上回る勢いで参加へのモチベーションがありました。
開封杯参加にあたり、進行などで迷惑をおかけしないためにも、これまで #カードショップ探訪 のために封じていた店舗イベント参加も解禁。

どきどきしながらも店舗に潜入し、3-0してポイントを入手する喜びを知ってしまいました。(もらえることを忘れていた)


そして当日。

――受付を済ませ、会場に入ったときの光景はしばらく忘れられないでしょう。

実に70人以上ものパイオニアプレイヤーのざわめき。
ところどころでフリプ(自由対戦)や一人回しをしている人々。
せわしなく動く運営の方々。
イベントのため通った店舗で見覚えのある顔もいて。

「ここにいる全員がMtGが、パイオニアが好きなんだ」

その時、自分は初めて「GPが復活してほしい」という先輩PWの言葉を、心から理解することが出来ました。
そこには、MtGプレイヤーが対面で集まる場にしかない、熱量と、ワクワクする気持ちがありました。


結果は残念ながら0-3ドロップでした。
(身バレ防止のため、デッキリスト等は伏せさせていただきます。すみません!)

同系デッキ&有利対面で3連敗したショックで勢いドロップしてしまいましたが、もう2、3戦はやってもよかったな……と今は後悔しています。
それだけ、初めましての方と対面でMtGをし、対戦を通じたコミュニケーション・対戦後のコミュニケーションをする、あるいは試合の合間に知り合いのプレイヤーと話す・知らない人とサイドイベントを楽しむという経験には、代えがたい楽しさがありました。
それはまさに、カードショップ探訪でショップの方が口々におっしゃっていた、「紙のMtGにしかない楽しみがある」「紙で対面で試合することは怖くない」という事の証明でもありました。


そして――「MtGプレイヤーが対面で集まれる場」は、これからもずっと、絶対に必要だという思いを、強く抱きました。

今はMTGAがあり、MOがあり、リモート対戦があり、日々オンラインのイベントも盛んに開催されています。
MTGAにはパイオニアの前身となるフォーマット(エクスプローラー)も実装され、オンラインで紙にしかないフォーマットをプレイできるようにしようという動きが、WotC公式としてもあります。

ですが、そこでMtGという文化……「不特定多数の人と、同じモノで繋がれる」「一期一会で楽しいコミュニケーションが出来る」は、対面の場と同様に育つのだろうかと、自分は疑問に思います。

自分もMTGA大会(まじすと)のコミュニティに身を置いており、とても得難い経験をさせていただいているため、決してオンラインで完結したコミュニティを否定するわけではありません。
ですが、そのオンラインコミュニティを支えてくださっているのも、対面文化で育った古参のPWの皆さんであり……オンライン文化だけで育った自分が、将来同じようにコミュニティを作り、支えることが出来るのか?と自問自答すると、あまり自信はありません。
また、オンラインのコミュニティは「名前」があることが必須であり、今回の開封杯のような、初対面の人と名前も知らないまま戦い、楽しむということは、ほとんどできないなと思います。
もちろん、オンラインのコミュニティが合わず、対面の場にしか出ないという人ともつながることは出来ないでしょう。

そして何より一番大切なこと――――対面MtGは、めちゃくちゃ楽しい!!!

相手の表情を見たり、隣のテーブルの様子をちょっと伺ったり、対戦後フリープレイをしたり、空き時間で買い物や開封をしたり……初めてのことばかりで、本当に楽しかったです!
特に、かの「開封大好き」さんのイベントということで開封戦士の方々も多く、東京MTGさんブースでの開封を一緒に見るのはなかなかない体験でした。
(自分も勢いで色々開けましたw 結果もこちらはナイショと言う事で…)

自分のような経験が浅く、オンラインの場しか知らなかったプレイヤーに、対面MtGの楽しさ、必要性を感じる機会を与えてくださっただけでも、今回の開封杯はとても貴重な場だったと思います。

また、自分が対戦した方々も最近始めた方だったり、久しぶりに対面MtGに復帰された方だったりと、初めての/久しぶりの対面MtGの場として、開封杯が選ばれている空気をひしひしと感じました。
(そのせいかめちゃくちゃスピリットが多かった(ヒント:チャレンジャーデッキ))

個人での大会開催にあたっては、ご苦労も多かったと思います。
(note placeは本来7桁円貸し出しにかかると聞いてびっくりしました)
ですが!自分としては、対面MtGの文化を新しいプレイヤーに広めるためにも、文化を続けるためにも、そしてパイオニアがもっと盛り上がるためにも、開封杯は今後とも末永く続いてほしいなと、強く思いました。

次回は、同じく「パイオニア大好き」の身として、なにかお手伝いが出来たらなと思います。
自分も活動を頑張って行きたいと思いますので、是非Twitter・Youtubeのフォローをしていただけると励みになります…!

改めて、運営の皆さん、noteの須山さん、そして主催の開封大好きよしひろさん、お疲れさまでした&本当にありがとうございました!

よしひろさん twitter youtube
須山さん twitter

それでは、またどこかのパイオニアの場で!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?