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本当に初めてのサーキット走行【バイク編】

みなさまこんにちは!ましかくくんです!
今日はバイクのお話をしていきますね!※たむさんは冬休み。


私はバイクに乗ります。本当に安全運転です。右も左もよく見ますしスピードもだしません。のんびりマミーマートに買い物に行ってネギを載せて帰ったり。たまにお友達とツーリングに行っては温泉でのんびり。峠なんぞ縁もございません。そんな私がついにサーキットにチャレンジしたときのお話です。

バイクに乗る人達にとって、「バイク乗り三大欲求」というものがあるのです。以下みっつ。

・バイクで300キロだしてみたい。
・サーキットを走ってみたい。
・コーナーで膝を擦って走ってみたい。

※諸説あります。

日頃のんびり運転している私にも当然、3大欲求がありました。
ある日ふと、インターネットをみていると、「膝すりキャンプ」なるものを発見。なんとサーキットで膝の擦り方を教えてくれる走行会なのでした。
「バイク乗り三大欲求」のうちのふたつをクリアできてしまうちゃんす!
私はお友達のEちゃんを誘って「膝すりキャンプ」に行くことにしました。

場所は茨城県にある「トミンモーターランド」。12月初旬だったため寒い。
到着してみて私はだいぶひきましたね。先に到着しているみなさんは「タイヤウォーマー」なるものを発電機からつないで自分のバイクのタイヤを温めているではないですか!そもそもみんな自走ではなく「とらんぽ」というバイクを運ぶ車できているのでした。その点、私の荷物はかばんひとつ。中にはおにぎりとホッカイロ。「何かが違う」。

と、とはいえ「初心者、サーキット未経験枠」で申し込んでいるので大丈夫だろう!
どうやら走行枠は4つにわかれていて、だいたい上級/中級/初級/未経験。こんな枠組みでしたかね。もちろん私は4つめの未経験。

さあはじまりました。膝すりキャンプ。まずは軍曹から説明があります。
※鬼軍曹による特別訓練。を模している走行会です。たのしい。
ちなみに、私たちは訓練兵であるため返事はすべて「サー!イエッサー!」とくに下調べせずにやってきた私は「嘘だろ」と思いましたが、不思議と特に違和感なく受け入れられました。

軍曹:一本目の走行は慣れることとタイヤを温めることにに重点を置いて!

ぐむむ。タイヤってどうやったら温まるの?そもそも温まらないとダメなのか?サーキット走行の知識がまるでない私は、とりあえず軍曹に聞いてみることにします。

まし:タイヤはどうやってあたためたらよいですか?
軍曹:ストレートでスピードをしっかりだしてブレーキ。コーナーは無理せずゆっくり走る。これを5周くらいしたらあったまるよ。

ふむふむ。なるほど。全然鬼軍曹らしくなく優しく教えてくれる。
ちなみに温まることでタイヤが若干べたべたするような?ネチネチするような?そんな感じになってグリップするようです。

とりあえず今日は膝を擦ることを目標にしています。なので最初に確認してみたくなりました。「膝から地面まで何センチくらいあるのか。」
止まっているバイクにまたがり足を必死に伸ばして膝を外側にだしてみます。
「ん?」「!?まったく地面につかないぞ!7,80センチあるんじゃないか!?」この70センチを地面につくまでバイクを倒していくってこと??

私はふと思いました。「こ、これは無理かもしれない…」

先に走行している上級枠を見てお手本にしてみよう。
ベンチにこしかけ上級走行を見てみます。そして絶望します。

「ブオーーン!オーン!ガリガリガリッ!」

ちょwwwwまっwwww

走行1本目1週目からいきなり膝すっとるやん…

ものすごくバイク傾いてるしスピードもでてる…
私はふと思いました。「こ、これは無理かもしれない…」

いよいよ私の初走行です。初サーキット走行です。
ブーン。ブーン。
多分1本で15分。多分15周くらいできたと思います。
ブーン。ブーン。
本当に最初の5周目はお買い物に行くときと同じような走り。お買い物走り。バイクも垂直。後ろからもガンガン抜かれました。
とにかく緊張したんですよね。ガチガチでガチガチ走りしかできませんでした。
6周目を迎えたころでしょうか。ふと頭をよぎりました。「このままだったらいつものマミーマートまでの道となにもかわらんぞ…」「せっかくお金も払ったし、もったいないよね…」
ここから私の走りが若干かわります。
思い切ってぐいんとバイクをたおしこんでみます。

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「コエぇぇえ!」「地面ちかっ!」
※実際はそんなに倒れてなかったと思います。このときはものすごく倒しこんでいる気分になっていました。

「ハアハア…」1本目終了。もちろん膝などすれません。
ここでなんと軍曹が直接話かけてくれたのです。

軍曹:ましかくさん。後半よかったよ!だいぶ倒し込めてたね!
あとは姿勢をもっと楽に!身体を内側におもいきって!次で膝擦れると思うよ!

鬼軍曹めちゃくちゃ優しい。直接アドバイスくれるなんて…
しかも次回、膝すれそうだと?
むふふ。次がんばれそう。

さあ2本目の走行です。
気合十分に走り出すましかく。「身体を内側に!思いきって!」
10周走ってみましたがやはり膝などすれません。くそー!
ここで神の声が聞こえました。
※ましかくの主観です。

「…力がほしいか…」

!?

「…力がほしいか…」

な、なんだこの声はッ!ああ!力がほしい!もっと力を!

その瞬間でした。

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「ブオーーン!オーン!ガリガリガリッ!」

や、やったぞおおお!!!膝すった!
人生ではじめて膝をすった!!

正直ここからはもう丸一日上の空ですよ。
お昼もベンチで冷たいおにぎりを食べましたが、あんなにおいしいおにぎりには出会えないでしょう。具は忘れましたが。

そんなこんなで転ぶこともなく「バイクにのってサーキットのコーナーで膝を擦った」わけです。三大欲求のふたつをクリアしました。

案外倒しこんでもバイクって転ばないものなんですねー。
某バイク屋の店長の言葉を思い出しました。

「バイクは倒しこんで曲がるのりものだから」
「そういう風にできてる」
「最近のタイヤの性能ヤバい」
「何かに擦るまでは倒して大丈夫」

本当にそんな感じでしたね。
こうして新しい扉を開いたましかくはサーキット沼にはまっていくのでした。

まし:最後までみてくれてありがとう!またみてくれよな!




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