好きだった人の話


小学生のときに好きだった人が夢に出てきた。Kくんというが、もう何年もあってない。夢で見た彼は結構イケメンだったな、なんだかとても悔しい。私のことを、密かに呼んでもらいたかった名前で呼んでくれたし、毎日色々な話をしたと思う。半ズボンでいたとき、脚が斑になっていたのを心配されたなぁ。歯並び絶妙に悪かったような気がする。そこもなんだか可愛らしかった。帰りに待ち伏せとかしてたなぁ(よくない)


でも初めて恋を味わったのは、Kくんじゃなかった。Aくんだった。背が高めで格好よく、子供っぽさが残る学年の中で一際大人びている感じで彼の名が誰かに呼ばれるときもドキドキしてたなぁ。手の骨の浮き出た感じと腕の血管と首のしっかりした太さと色白な感じがこう、私を息苦しくさせる。振り向いてほしい、とは何度も思ったがあまりにも私が彼に釣り合わなかったのは疾うに理解していて時々胸が苦しくなった。名前を呼ばれてみたかったな、クラスの男子のような感じで気さくに。

中学時代は恋愛してないというか記憶にあんまりない。なんだろ、同級生の話から恋愛の汚さが透けて見えてなんだか怖かった。でも、先生は結構好きだった。(これ分かる人は多いと思う)先生方が着ているシャツって微妙にエッチだなぁとはよく思った。段々好みがおかしくなってきてる。先生というものは、絶対にこちらに好意を寄せることはないとわかっていたからこそ夢を見ていたんだと思う。


高校生になってからは益々好みがおかしくなった。横顔フェチになり、声フェチも併発した。年上にはやっぱり惹かれた。(最早どうしようもない)  笑顔が可愛い人が好き。一方的じゃないちゃんとした恋愛ができるようになりたいな。よし、痩せよ