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夏の太陽、夏の月 58 シンエヴァンゲリオン劇場版𝄇 もちろんネタバレなし

 昨日、映画館にネット予約して今日、午前9時、朝一番に観てきました。退職後、フリーランスの特典ですね。うーーん。こんなものかなっていう感じでした。映像はすごいです、日常のきめ細かな風景描写と360℃アクション、日本アニメのレベルの高さを感じました。

 ただ、宇宙戦艦ヤマト世代としてはAAAヴンダーは、どうも好きになれない。日本のモノ造りの感覚では船とかサンダーバード2号は空を飛んでもいいと思うけど、あれは少しリアリティなさすぎかな。前半は、「その世界の片隅で」ぽくって好きだけど。後半はいつもの内面的なエヴァとウルトラセブンとちゃぶ台を挟んでのメトロン星人の対話を想い出しました。シュールです。エヴァといえばヤシマ作戦からのアクション編が好きな自分にとってはなんだかなと言った感じです。同じ庵野監督のシン・ゴジラのリアリティがあるところが好きなだけに。

 結局、今回も、ヤマト作戦はありましたが、ヤシマ作戦等でみられた日本の誇る建築や自動車、造船、鉄鋼、電機産業等のモノ造りの素晴らしさの見せ場とみんな力を合わせて困難と立ち向かうプロジェクトX的なところがあまりなかったな。私がエヴァで一番好きなところは人類が強大な使途に立ち向かっていくところなんで。

 ただ、ケンスケとトウジと集落の人々が救いかな、Qよりはましか。突然、建物とか物体とかロボットとか現れてもリアリティがない。人間の内面的な事が中心になってきている。熱血ヒーローもの戦争モノが好きな世代なんで、シンジいつまでいじけてんねんという思いと、碇ゲンドウはいったい何をしたかったのか未だによく分からない。人類補完計画も私のステゴザウルスのような脳みそではよく分からないし。これ以上書くとネタバレになるので書きませんが、結局のところ贖罪なんですかね。今のコロナも愚かな人類への警告に思えてきた次第です。この作品はコロナ前に完成したのでしょうか?

 それと、サービス、サービスと言っても、レイ、アスカ、マリの女性陣はサービスしすぎです。森問題よりは前に完成したのは間違いないと思いますが、途中、旧劇場版を彷彿されるグロいシーンもあり女性の方でトイレに吐きにいかれた方がいるとか、私のフランケンシュタインの怪獣・サンダ対ガイラの如くトラウマにならないといいのですが。

 結局、私にとってはトウジやユウスケのいた戦後暫くしてのような集落が一番幸せそうに感じた次第です。今の時代のようなギスギス感もないし、トウジの嫁さんの委員長のお父さんはいつまでもウジウジしているシンジを注意してくれるし。レイに対する市井のおばさん達のおせっかいも温かいし、こんな時代があったな、戻りたいなというのが庵野監督の願いかも。映画のラストシーンも庵野監督の出身地、山口県宇部市だったそうで一応大円団。(ネタバレ防止ですので意味のあまり分からない文章が多いです、すみません。よろしければメッセージ下さい。エヴァについて語り合いましょう)

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  本日、午前中エヴァで終わりました。昼からは遊んでばかりもいられないので、↑↑↑絵本「みんな‼ぬってるかい!ローラーくん」の作成も只今進行中です。クラウドファンディングもリニューアルしました。また、著書「浦シマかぐや花咲か」の連載形式の紹介もあります↓↓↓。


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