見出し画像

夏の太陽、夏の月 60 シンエヴァンゲリオン劇場版𝄇 結局のところ(なお、この記事は気づいた点があれば、随時変わっていきます)

 いろいろと考察出てきまたね、大ブームの予感です。今週末、多くの方々が劇場に向かうのではと思います。 

 私は、テレビ版、旧劇場版、新劇場版全てを観終えて。セカンドインパクト後の人類と強大な使途との戦い、国家や全人類を巻き込んだ壮大なストーリー、人類補完計画などの謎、いろんな伏線回収が好きなだけで、改めて内面的なところはあまり好きではないというのが自分自身でもよく分かりました。

 それにしても、残された人類のために絶望的な状況の中で使徒と戦う汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンとネルフから遠く離れてしまいましたね。

 ゲンドウはゼーレや人類補完委員会を使って何をしたかったのか? ゲンドウが愛しの妻・ユイをエントリープラグに取り込まれれての行動原理がよく分からない。人類をこれだけ悲惨な目にあわせて、第一次世界大戦、第二次世界大戦を遥かに越える被害です。結果的な殺戮の所業はヒトラーも遥かに越える。???だらけの人も多いと思います。

 単体での映画で観た場合、全体のアクションシーンや前半の市井の人々の触れ合いや景色は見る価値はありました。とにかく難解。Qは自分的にはひどかっただけに、いくぶん納得できる面もありました。Qはゲンドウ、冬月がネルフを使って何をしたかったのか分かりにくいし。2人だけであんな兵器等をどうやって造り上げたのか。ヤシマ作戦とかリアリティあっただけに残念。それと14年間いろいろあったにせよミサトさんがシンジにかなり冷たかったことと新組織ヴィレも新キャラクターもどうもしっくりこなかったのが減点。Qに比べて𝄇はかなりいいので、私を含めみなさんも好意的な意見が多いようです。

 私がこれまで観た映画の中で家族構成や人間関係等で人出の難解さは「ゴッド・ファーザー」シリーズ以上、見方によっては解釈が色々な「ワンス・アポア・タイム・イン・アメリカ」以上でした。「2001年宇宙の旅」や続編の「2010年」もなんとなく分かりましたというか分かったつもりですが、エヴァの場合、専門用語が多く、会話が早口なんで、ついて行くだけでも必死でした。結局、人類の敵は使徒でも神でも生命の創造主ではなく人類なんですかね。

画像1

 一応、ハッピーエンドなので未見の方はぜひ。観てからいろんな方の考察を観るのも楽ししいという珍しい映画。旧劇場版も同じですが専門用語が多すぎるのとストーリーが複雑すぎて自らATフィールドを張り、相変わらず一言さんお断りのようですが今作品を観てから、テレビ版、旧劇場版、新劇場版を観てもいいと思います。私も観て5日経ってもなお、あーでもないこーでもないと考えてまいます。

 なお、私はテレビ版の第1話~第24話「最期のシ者」までと新劇場版の序と破が好きかな。個人的な感想ですが、旧劇場版やQなど人類を滅ぼす人間対人間の戦いは嫌いです。人類はそんなにバカでないと思いますし、コロナ禍のこの時代、「鬼滅の刃 無限列車編」のように映画だけは明るく希望を持って前を向いてほしいです。劇場版𝄇を絶賛されている方もおられますし、グロいシーンでトイレに駆け込まれた方もいます。まあ、感じ方は人それぞれ、こんな独創的な映画を創った全ての方々に敬意を表します。

 最期に、庵野監督自身もよく分からなかったりして(笑)。観る者に丸投げですかね。

よろしければサポートお願いします!