報酬・人事制度の変革こそが日本企業が勝ち残る唯一の方法

昨年はパトスロゴスにとってスタートダッシュ2年目の年でしたが、会社としてはまずまずのスタートだったと思います。
私自身27年ぶりのスタートアップとなり、当時いかに大変だったかを思い出す日々でした。

しかし、素晴らしいこともいっぱいありました。
一つ目は、非常に素晴らしい人材に恵まれたことです。旧W社出身・出身でないに限らず、素晴らしい人材がジョインしてくれました。これは前職の創業期にはなかったことです。

二つ目は、事業を推進するのに十二分な資金が、現日本における最高のVCから調達できたことです。一昨年の素晴らしい起業家でもあり友人でもある皆さんからの投資に引き続き、最良の株主を迎え同時に十分な資金を調達できました。

三つ目は、最初の稼働ユーザーが出たことです。

さて、私は所感として、今年そしてこれからの10年間が以下のようになるだろうと予測します。

1.賃上げは確実に浸透しデフレは完全に終結、インフレの10年がやってくる。

2.日本の営業力の見直しが始まる。「低価格、高品質、高サービス」から「高価格、高品質、高サービス」へ転換する。品質やサービスをそのままに価格を引き下げるという営業力を必要としない企業運営は終了する。

3.インフレが数年続き、賃上げ、営業力の上昇に伴う価格転化により一気に景気が上向く。

4.結果的にこれから10年間は株価、不動産価格が大きく上昇し、さらに景気は過熱する。

しかし、日本の底力はもはや高い水準ではありません。日本の経済力の高さはすでに失われていると言っても過言ではありません。この10年は経済サイクルにより好景気ではあっても次の10年はもはや期待できません。

もっとも活力を奪っているのは、労働、報酬環境でしょう。日本は高度成長期がバブルとともに終焉してから30年もの時間、過去の強さを食いつぶしてきました。働く人々も多くの場合、努力は実らないことに慣れてしまい、結果的に諦めに変わり、「自分が頑張っても世の中がこんなんじゃ」と他責の文化が蔓延してしまいました。こうなると働くことに夢がないため、働く以外のところで人生を謳歌しようと感得せざるを得なかったと思います。

前職の会社があれほど優秀な人材の輩出企業と言われるようになったのは、そういう文化の真逆である、「他責NG」「高報酬」、そして「社会変革」を成し遂げるために「個の成長と個の力による変革」を推し進めた結果です。

今職において、パトスロゴスでは、前職の良い部分をすべて踏襲しつつ、報酬制度においても日本の企業のリードを取っていくつもりです。パトスロゴスは日本の人事制度のリーダーシップを取る!そんな企業に10年の間になっていくことでしょう。

そのために、我々はすべての企業が最新のテクノロジーを使った素晴らしい共創SaaS製品及び弊社SaaSの『Combosite』を利用し、業務効率のDXを推し進めると同時に、すべてのデータを競争プラットフォーム『PathosLogos』で一元化することで、日本企業のすべての人事データを見える化し、勘で行っていた人事から、科学的統計的な人事、報酬制度を確立していけると思います。

日本の報酬、人事制度を根幹から変革していく。これがこの10年の後の時代に日本が勝ち残れる唯一の方法だと確信しています。
すべての日本企業の人事業務のDXによる業務効率の向上、そして全ての企業の科学的統計的人事報酬戦略の革新を我々がリーダーとして引っ張っていきます。


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