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福島県楢葉町・広野町でJヴィレッジハーフマラソンに出場してきた

走ってる前後、余裕がなくて大会の様子を撮影できなかったんですが、12月12日のJヴィレッジハーフマラソンに出場してきました。

https://www.j-village-marathon.jp/

結果は2時間10分くらい。ま、個人の結果はいいとして、エントリー数1000人の本大会が無事に開催されてよかったです。すでに雪が振り思いっきり走ることが難しい12月の東北で、清々しく走れる福島浜通りの環境はすごくいいなと思いました。海を見ながら、復興したJヴィレッジや楢葉町、広野町の中をぐるっと周回するコースで、地域の変化を実感できる大会と思います。

東京電力 廃炉資料館

ラン後は、富岡町の東京電力 廃炉資料館と、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館を見学しました。
廃炉資料館は、東京電力による運営、伝承館は福島県の運営です。

内容は似通ったところもありますが、運営主体の違いによって内容の力点がことなるため、両方見学されることをおすすめします。

廃炉資料館では、東電職員の方が丁寧に解説してくれます
フクイチが話題になりがちですが、第二の状況を知ることも大事だと思いました。
除染作業の内容、見通しは何度話を聞いても気が遠くなってしまいます。
伝承館は双葉町の臨海部にあり、周りを帰還困難区域に囲まれています。伝承館の付近は、集中的に除染を行い復興拠点として整備されたエリアとなっています。
未だこれだけの避難者がいるということや、
住民の帰還に関する意識調査など、アップデートされた資料に基づいて現状を知ることができます。
双葉町、大熊町の大部分は未だ帰還困難区域のカンバンだらけで、通行できる道路も国道6号など一部に限定されます。ただ、土日にも関わらずかなりの車通りがあることが印象的でした。

全体の印象として、通行可能な国道6号の車通りの多さ、原発の作業員宿泊ニーズと思いますが宿泊施設の多さなど、「人、おおいなーー」というのが久々にこの地域に訪れた印象でした。

また、除染・廃炉・地域の復興に尽力されている本当に多くの方の営為を知ることがとても大事だと感じました。

そういった機会をつくってくれたJヴィレッジ ハーフマラソン運営の皆様に感謝いたします。


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