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あなたのビジネスでスパークする瞬間はどこですか?/食とまなびのブログ

ある会員制度をひいている組織の上位グレードの顧客が利用する飲食スペースのステーションの写真である。

注目してほしいのは、ゴミ箱。
これは元々、くるん!と回る、あの蓋が付いていた。
それがこの時、外されていて、中のゴミが丸見えの状態になっている。
やっぱり、中のゴミが見えるのは気持ちよくないなぁと感じたと同時に、オペレーション効率化のために外したのだろうと予測しました。
(ただ単に、蓋を付け忘れていたということも考えられますが)

恐らく、この組織の中でも葛藤があったのだろうと想像します。
ゴミは丸見えでない方が良いのは誰が考えても同じでしょう。
しかし、蓋を外すことで、忙しい(客数が多い=ゴミが多い)、人がいない(人件費かけられない)中で、ちょっとした一手間を省くことが出来、オペレーションが効率化する。(裏の事情まで予測をしてしまうのは職業病ですが)
そこを天秤にかけたところ、蓋を外すという結論になったのでしょう。
また、オペレーションの効率化はひいては顧客のためになるんだ、という考えなのだと思います。

顧客満足をどのように作っていくかはその企業の考え方、方針によって変わります。どれが正解と言うわけではありません。

オペレーションの改革、改善のために、無駄な手間を省くことは利益を確保し拡大させていく上で重要です。

大切なのは、それが無駄な手間なのか?有益な手間なのか?を見極めることでしょう。
そしてまた、どちらを取るか?という天秤にかける前に、どちらも両立出来ないか?と、アイデアを出すこと、両立を模索することが非常に非常に大切です。

その企業、その組織、そのビジネス、そのサービス、その商品のスパークする(価値を生み出す)瞬間がどこか?を携わるスタッフ全員が認識していることが大事です。

また、仕事というのは、そもそも、自分の手間を省くために自分に手間を掛けてくれる人にお金を払うことから始まっています。
野菜を作る人は魚を捕りに行く時間がないので、魚を捕ってくれた人にお金を払い魚を買います。その逆もまたしかり。
知識を売っているような仕事であっても、その専門知識を身に付ける時間(手間)にお金を払っていると言えるわけです。

語弊を恐れず言い切ってしまうと、手間をかけることが仕事なのだということです。それにも関わらず、手間を省くというのは本末転倒となります。

スパークする瞬間、そこの手間は絶対に省いてはいけない。
それどころかその手間こそ価値を生み出しているそのものであり、その手間の質を上げていくことが何よりも大切だということなのでしょう。

私の仕事は、コンサルティングであり、教育研修です。
一見すると、登壇時などのパフォーマンス時、アウトプット時がスパークする瞬間だと考えられますが、それと同じかそれ以上にスパークする瞬間があります。
それがインプットの時です。
インプットがアウトプットにつながる仕事なので、良いインプットは直結して質の高いアウトプットを生み出します
従って、インプットの手間を省くことはありえなく、逆に、インプットの質をどうやってあげていくか?を模索し、そこに時間と労力を割いていくことが価値の向上につながります。
アウトプット(パフォーマンス)の瞬間、その質を上げていくことについては、以前のブログでたくさん書いていますので、今回は割愛し、インプットのスパークを輝かせる方法を模索します。

●インプットの質を上げる手段
・人と会い知見を得る:専門性を持った人と対話すること
・読書:業務に直結するような読書はもちろん、知見を広げる読書をする
・研修に参加:いろんな種類の研修に参加する
なども考えられるが、何よりも質の高いインプットが出来るのは、自分のパフォーマンス後すぐに、専門家による的確なフィードバックを受けることだと思う。
まさに、先日私の研修を見ていただいた教育のプロの方に的確なフィードバックをいただけた。いやー、勉強になった。そして早速それを実践したところ、手ごたえは非常に良かった。
質の高いインプットが質の高いアウトプットを生むという好例だった。

いやー、楽しい。
どんよーりしている受講生の目が私の研修でイキイキと輝いていく瞬間は鳥肌ものである。

今後も質の高いインプットを模索していってみよう!


さて、さて、あなたのビジネスにおいて、スパークする瞬間はどこですか?


感謝します。

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