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no.10資産形成の考え方 3

資産形成で最も肝心で基本的な考え方、それは「長期・分散・積立投資」っていうことは、もう耳にタコが出来るほど聞いていますよね。

「何?聞いてない?」それはちょっと勉強不足かな。

お仕事を持っていて、時間がなく手間もかけられない人の資産形成に最も適した金融商品は「投資信託」だということはご理解いただけていますか?

この「投資信託」を使って手間を掛けずに、ほったらかしで毎月一定額が口座から引き落とされていくのが最もラクチンな投資法である。

余談ですが、この引き落としがクレジットカードで毎回決済出来れば、知らず知らずのうちにポイントが、そう!マイルが貯まるんです。クレカ払いが出来ればそれに越したことはない。

ここで使う投資信託の中身は、債券などは入ってなくていいんです。

日本株なども要らない。

世界株だけ、出来れば米国株だけでいい

1)先進国の中で80年後も人口が増え続ける見込みがあるのはアメリカだけです。

2)世界の企業の時価総額ランキングのベスト50のうち約6割をアメリカ企業が占めている。

この二つの視点から見ても米国株一択でいいと思いますよ。

下の図(JPIFのHPより)は、国内、外国のそれぞれ株式と債券の1969年から2019年までの50年間の価額の推移を示してます。

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これを見ると50年前の100万円を外国株式に投資したら今は約3540万円の約35ばいになっています。

外国債券は5倍に甘んじていますね。

でも、これって為替の変動によるところが大きいですね。

1971年4月までは1ドル=360円でした。

1969年に100万円で1ドル=360円のドル換算で米国株式、米国債券に投資して、仮に今までずっと変わらず1ドル=360円のままと仮定したら、この円換算での時価評価はグラフ値のおよそ3倍以上の11,500万円ほどになっているはずです。

つまり、外国株式の金額は1億円を超えているんですよね。1ドル=360円のままだったとすればですが。

外国債券も50年経って、5倍?国内債券より増えてない?

そんなことはない。1ドル=360円だったら、今の3倍の15倍、16倍にはなっています。

今度はここで、現状の1ドルを100円として将来を展望してみましょう。数十年後にこの100円という円の価値がまたこれまでの50年と同じように3倍の1ドル=30円というレベルまで円高が進めば、過去50年の出来事が繰り返される訳ですが、そんなことが果たしてあるだろうかってことをお考えいただきたいです。

1ドル100円近辺、±20円くらいの範囲で推移すれば、これまでの50年のようなパフォーマンスが続けば、20年後は米国株価20倍から40倍に、50年後は100倍になっている可能性も決して否定はできません。

それと、積立期間中はむしろ円高状態の方がドルを安く買えるからいいんです。今のような円高状態(過去から相対的に見れば)は外貨資産(米国株投資信託)の長期・分散・積立投資には積立開始好機到来中と言ってもよく、さらに1ドル=70円、60円になろうものなら一括投資としても大チャンスです。

結局、為替が怖い、、、といっても、取り崩して使う時にピンポイントで1ドル50円とかの円高状態でさえなければ、積立期間中はむしろずっと円高で推移した方がいいのです。投資信託をたくさん買えるからです。

イメージが先行して変に為替が怖いって人が多過ぎます。

以前の記事の中で触れた「定率取り崩し法」で行けば、限りなく為替リスクの影響は抑えられます。

                      つづく


    





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