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米ドルが大暴落したら、、

「米ドルが大暴落したらどんな影響があるのか?」
というご質問を頂いてました。

これは、1ドル=120円が1ドル=80円になった場合を考えれば分かります。
まず、輸入品の価格が下がり、つられて様々な物価も下がります。
米ドルに対して円の購買力が上がります。

この20年の円為替レートの動きは今からちょうど10年前の2012年2月に76円台の最高値を付けて、2015年6月に最安値124円台になっています。

平均値は105.07円です。

こう見ると現在は円安といっていいでしょう。

でも、この20年から10年で日本の産業、経済構造は大きく変わってしまっています。

円高になったら輸出産業は打撃を受けるとはそれほど言えなくなってきています。

輸出産業はもう海外で生産し、海外の売上げが主力になっていたりします。つまり、以前より、大企業は円高の影響は小さくなり、円高になった方が、むしろ輸入品の価格は下がり、物価も安定します。

ドルが円に対して大暴落しても国民にとって大きなデメリットは以前よりは少なくなっていると言えます。むしろ円高は国民生活にはプラス面が多い。

むしろ、円が暴落して1ドル130円とか大きく円安に振れた方が国民の生活は苦しくなります。まさに今の状況です。食料品や石油、物価全般が上がっていますよね。

将来的には円高になるより円安に向かう要素が多いと思います。

だから、日本人一人ひとりは自衛のためにもっと米ドルの保有を増やし為替変動のリスクを軽減する行動を取らないとるべきと思うのです。円だけしか持っておらず円安になったら保有資産価値は下がってしまいます。

日本の経済動向の先行きは、人口減少、生産労働者人口減少、超高齢社会、企業の国際競争力の大きな低下、GDPの低下、企業の資産総額の世界の中での占める割合の低下、どれをとっても先進国の中位から下位に落ちました。

今後、このような状況の国が超円高、90円以下になることは以前よりはかなりまれ、あったら驚きの状況になってきているんじゃないですか。本当の有事の際は別ですが。

そんな中で、運用を考えるなら長期に渡って、小刻みに振り込んで(分散)、特定の株式ではなく、多くの世界(主に米国株)株式で運用される投資信託で外貨資産を積み立てることです。

それも、ボラティリティ(価格変動幅)が大きい方が長期運用には好成績を望めます。

インデックスファンドは、価格変動幅がアクティブファンドよりも小さいため長期に渡るドルコスト平均法による運用効果は落ちるのです。

大きく暴落する時期があっていいんです。上げ下げの上下幅が大きい方が最終的な果実は大きくなります。

為替もドルが大暴落して、円が高騰するのは大バーゲンセールなんです、ドルの仕込みをするには絶好の機会です。

すごい円高状態が来たとしてその時、まさに解約しようとして実際に解約したら損するでしょう。

そんなの分かっているんだから解約しないでそのまま持っていればいいだけの話しです。

積立てている途中での超円高状態、価格の大暴落はwelcomeです。満期近くまでずっと円高でいてくれよ、価格も下がっていてくれよ、てなもんです。

結果的に右肩上がりならいいわけです。

(結論)20年~40年という長期投資で最高の結果を出す運用方法は、

①5000とも6000とも言われる世界の投資信託の中でトップ3%~4%の優秀なアクティブファンドを使う。

②外貨で積み立てる(外貨建て運用)こと(貨幣の分散)。
でも、日本の外貨建て保険はほとんど米国債などの債券運用なんですよね。

③運用対象は債券でなく株式、特に世界株式の投資信託がいいです。
債券では増えるのはたかが知れています。

結論、通貨は外貨建て(米ドル建て)で運用対象は世界株式を運用する優秀なアクティブファンドを使い超長期に渡って分散投資をしていく。

これが運用の王道、結論です。

でも、日本国内の商品ではなかなかこれが出来ないんです。
外貨建てで世界株式ファンドに積立て投資していくということがね。




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